【ｗｒｗｒｄ！】真面目な書記長補佐！！ (ページ9)

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第九話ページ9

鬱「お、あれ似あうんとちゃうん？」

コネ「いや、あっちのほうがええやろ！」

シャオ「お前等、センスないなぁ。こっちやろ」

なんでだろう。

あれよあれよという間になんだか高そうな服屋に連れ込まれた。

私、別に服はいらないのだけど。

なんでも、総統のご命令だとかで、最低でも五着を買うように言われたのだという。

ちなみに、鬱先生が勧めているのは青のスリットが深くはいったドレス。

コネシマさんは、さわやかな水色が特徴のシフォン生地のワンピースを手に持っている。

シャオロンさんは、ふんわりとしたシルエットが目を引くオレンジ色のドレス。

お城のパーティくらいしか着れなさそうだが

この方々は、私をどこに連れていくつもりなのだろうか。

「「「Aはどれがいいん！？」」」

『そもそも、手持ちが足りません。』

シャオ「あ、それは大丈夫やで。」

鬱「珍しく、グルちゃんがめっちゃお金くれたよな！」

コネ「そのかわり、黒のドレスは確定で買わなあかんけどな」

総統まで一枚噛んでいたのか。

もう、私の手に余る案件だと判断しよう

苦笑いしている店員さんに頭を下げて、皆さんの話し合いが白熱しているうちに外に出た。

よしっ。久しぶりに喫茶にでも行って、おいしいケーキでも食べようかな。

その前に文具も見ておきたいな。

心配されても困るし、インカムに連絡だけでも入れておかなくては。