【ｗｒｗｒｄ！】真面目な書記長補佐！！ (ページ1)

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第一話！！ページ1

『あの、ゾム隊長？』

ｚｍ「なに？」

『なんで、私みたいな下っ端の軍人が幹部の方と摸擬戦をしているのでしょうか？』

隊長はにやりと笑うだけで、何も答える様子はない。

こうなった隊長は、何を言っても自分の考えを曲げないのだ。

そんなことを話している間も戦いは続いている。

彼の一撃はあまりに重いからかわすことでしのいでいる。

大体、私の主武器は銃だって隊長も知っているだろうに。

まあ、隊長の戦いたがりはいつものことだけど、矛先が隊員に向かうのは珍しい。

ｋｎ「人と戦っているときにずいぶん余裕やなっ」

『まあ、素手ですし』

ｓｙ「おーーい！女の子相手になさけないぞ！！」

女相手に…か。

軍の中でよくそういわれ、不貞腐れていた私を強くしてくれたのは、隊長だったな。

そんなことも最近は言われなくなっていたので少し懐かしいが、

いわれっぱなしでは、あまりになさけない。

『確かに女ですが、これでも一度、隊長に背中を預けられたことがあるのですよ！！』

　勝負あり！！！

『大丈夫ですか。』

思いっきりコネシマさんを投げ飛ばしていたことに気づき、慌てて手を伸ばした。

しまった。

女に負けた上に、手を差し出せれるなんて屈辱だろう。

『あ、』

ｋｎ「おおっ、ありがとうな！にしても流石はゾムのお気に入りやな！」

『え、もったいないお言葉です。』

驚いた。

女に負けたのに、恨み言を言うでもなく、言い訳もしない人がいるのか。

パシッと握られた手の感覚に、自分の今までの努力を認められた気がして、自然と頬が緩んだ。

ふと、隊長のほうを見ると、珍しく満足そうに笑っていた。

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作者のあかりです。

友人に勧められて我々だにドはまりしました。

まだ、口調があいまいなので、注意などしていただけるとうれしいです。