5話 ページ6
次の日の昼休み。
私はいつも通りスマホを開き、SNSを開きTLを眺める。
これが毎日の日課だって思うと、なんて日常を送ってるんだろうと少し呆れる。
隣の席の彼はいつも通りいなく、多分どこかほっつき歩いているんだろう。
本当なら彼ともっと話したいし、宿題を見せてあげたり、教えたりしたい。
彼は生粋のバカだから、生徒会長をやっていたくせにね。リーダーシップだけはあるのが不思議だ。
前は普通にそんなこと簡単にできていたのにな…あの時の彼との時間を大切にしていればよかった…。
キーンコーンカーンコーン
予鈴だ。授業の前にお手洗いでも行っておこう。
私はスマホをポケットにしまい、お手洗いへと向かった。
*
「ふぅ…、もう本鈴が鳴る時間だ、急いで戻らないと…」
私はお手洗いのドアを開け、教室へと駆け足で戻ろうとして、一歩出そうとしたその時。
ガシッ
「え…?」
「おい、女。ちょっとツラ貸せや」
「あ、あなたは…!?」
ゴツゴツした手にギリッと掴まれた手首。その先を見ると大柄な男…紅赤人が立っていた。
「や、ちょ…離して…くださ…」
「そういうわけにはいかねぇんだよなぁ…ちょっと大人しくしてもらおうか」
ガッ
「ア"ッ…!!」
みぞおちに突き抜かれたような感覚。私はそれを確認するために視線を落とすが、そこで意識が途切れた。
「連れてけ」
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ぴくるす - 特に意味は無いんだろうけど呪/鬼のra先生が体育教師だった(イメージ)からrbr先生も体育なのかなって (2021年4月3日 17時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - コネシマかっこよすぎません?思いっきりその世界に入ってしまったんですけど。幼馴染とか幸せか?いや、恵まれすぎてる! (2020年6月13日 18時) (レス) id: df74eae85e (このIDを非表示/違反報告)
美蘭(プロフ) - みかげさん» 体育教師の配役なんて一瞬で決まりましたよ、逆にこの人しかいない、って(^^)rbr先生が体育教師だったらもう体育がめっちゃ大好きになりそう( *˙-˙* ) (2020年5月26日 21時) (レス) id: 9739ce79c0 (このIDを非表示/違反報告)
美蘭(プロフ) - マナさん» 私も書き終わった瞬間、命日が来ました^-^読んでいただきありがとうございます! (2020年5月26日 21時) (レス) id: 9739ce79c0 (このIDを非表示/違反報告)
美蘭(プロフ) - ぺぺ子さん» ぺぺ子さん!初コメありがとう!心あるチワワさんに俺の女って言わせたくて))))後日談、自分的にも今までの中で1番ほのぼのしててすごく気に入ってるんだ( ˙─˙ )ありがとう!頑張る! (2020年5月26日 21時) (レス) id: 9739ce79c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美蘭 | 作成日時:2020年5月24日 20時