9話 ページ11
約2時間が経った頃。
母「光希〜、晩御飯の用意ができたわよ」
1階から母の声が聞こえた。
『は〜い、今行く!』
私は作業を一旦止め、1階へと駆け下りた。ウィッグキャップの方は未だ毛は1000本と言ったところか。…ハゲだ。
母「さっさと食べちゃって、お風呂入っちゃいなさい」
『わかった』
目の前にあるのはハンバーグにレタスのサラダ、塩鮭が綺麗に焼かれた焼き鮭。いい匂いのするものばかりだ。
『いただきます』
母の作る料理は全て美味しい。かっこよくて、料理ができて、裁縫もできる、母は私の理想の人だった。作られたご飯はあっという間になくなってしまう。
母「もう少しゆっくり食べなさいよ」
『美味しかったから、食べ終わっちゃった』
母「そう…じゃあウィッグ外して、お風呂行きなさい」
『はーい』
私は部屋へ戻り、着替えを取る。そして朝から今まで付けてた頭のウィッグを外す。
背中ほどまである私の黒い髪はパサッとウィッグから解放された。
『あー…本当はウィッグくらいまで髪切りたいんだけどなぁ…』
だが、髪を切ってしまうと、地毛で女のコスプレをするのが難しくなってしまう。髪が短い黒髪女キャラをやれって?……キャラが狭まるからあまり好ましくない。
私は着替えを持ち、1階へ再び降り、脱衣所へと入った。
来ている服を脱ぎ、最後に胸囲に巻かれているサラシを解いていく。
辛いことに標準より胸が大きいみたいだから、キツくやらないと色々バレてしまう。結構苦しい。
そんなキツい圧迫感から解放され、風呂場のドアを開けた。
湯気が立ちこめる浴槽へと足を入れ、肩まで浸かる。
『あ〜今日も疲れた……』
1日の疲れを癒す、この入浴タイムが、1日の中で最も好きな時間かもしれない。
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璃菜 - 私は、shpくん落ちがいいです!! (2020年4月14日 17時) (レス) id: 2c75128629 (このIDを非表示/違反報告)
美蘭(プロフ) - rauru@1945さん» ご意見ありがとうございます!はい、少し遅れ気味になってしまっていますが頑張ります!|´-`) (2020年4月13日 16時) (レス) id: 9739ce79c0 (このIDを非表示/違反報告)
美蘭(プロフ) - もっちさん» レス遅れてごめんなさい!ご意見ありがとうございます!参考にさせていただきますね|ω・`) (2020年4月13日 16時) (レス) id: 9739ce79c0 (このIDを非表示/違反報告)
rauru@1945 - 僕shp落ちがいいです!……でも美蘭さんのだったら誰落ちでもいいです!更新頑張ってくださいね! (2020年4月12日 16時) (レス) id: 46f5492d3d (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - 私はzmさん落ちがいいと思います、、、。。初コメで失礼します。皆さん言ってるように美蘭さんならどんな落ちでも素晴らしく書けそうなのでぶっちゃけだれでもいいかも← (2020年4月6日 19時) (レス) id: 634ca2a9ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美蘭 | 作成日時:2020年3月13日 10時