人気者王子 ページ39
城下での【ばざあ】の様子は、まさに繁盛と言っていいほとだった。
それに、私とエーミールさんが城下を歩いていると、国民の方たちがたくさん声をかけてくれる。
「エーミール様！この本買っていって！」
「面白い本揃ってますよ、エーミール様！」
「えーみーるさま、さっきの、かっこよかった！」
また、こんなことも言われた。
「あれ、エーミール様、ついにご結婚なさるんですか？」
「綺麗なお姫様連れて〜！エーミール様も隅に置けないですなぁ〜」
ただただ恥ずかしかった。
すると、唐突にエーミールさんから話しかけられた。
「Aさん、ちょっとここで待っていていただけませんか？」
「は、はい？わかりました」
私は彼に言われ、大通りに1人残された。
と言っても暇なので、彼が帰ってくるまで、少しだけ周りにあった出店を覗いた。
そして数分経った頃。
「すみません、Aさん、遅くなりました」
息を切らして彼は私の元に走ってきた。
「いえ、大丈夫です。なにかお買い物なさったのですか？」
「あ、いえ…そういう訳では……」
「…？」
「と、とにかくもう少し廻りましょう！まだ時間はありますし！」
「え、ええ、そうですね」
私は道なりに進む彼のあとをついていき、再び城下を巡っていった。
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莉萠 - はぇー尊いですわぁ…(遺言) (2020年3月13日 21時) (
レス) id: 25d831dc40 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - 尊すぎてもう…語彙力が…消えた (2020年3月11日 14時) (レス) id: f290e267c1 (このIDを非表示/違反報告)
颯真(プロフ) - 尊い、、、尊すぎる、、、 (2020年2月23日 5時) (レス) id: 94ac8c4fca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美蘭 | 作成日時：2020年2月20日 15時
