目のやり場に困るんです。�� ページ21
「え、あっ…Aさん…！すみません、そのような服をお渡ししてしまって…！」
「だ、大丈夫ですよ！とても可愛らしい寝間着をお貸しいただいて、ありがとうございます」
「いや、あの、そうじゃなくて、目のやり場に…その、困るというか…」
「へ？」
彼はそう言いながら、目線を足元に向ける。
「Aさんが大丈夫でしたら、その、いいんですけども…」
「私は大丈夫ですよ」
「そ、そうですか…あまりそのお姿…見せないようにしてくださいね…」
最後の言葉は顔がそむけられていてあまり聞こえなかった。だが、これだけは分かる。彼の顔が真っ赤に染まっていたことを。
やっぱり男の人にはこの服は…過度なものだったのかな…。
と意識していたらどんどんと自分も恥ずかしくなってくる。
「あ、あの姫様…！」
先程までエーミールさんと話していた兵士が、私に声をかけようとした。
「お前は見るなぁ！！」
急に声を張り上げて兵士を取っ付きかかる彼。
え、何が起こってるの？
「ちょっとAさん、ここで待っていていただけますか？」
「は、はい…？」
エーミールさんに引きずられていく兵士。
なんか…あんなに必死なエーミールさん初めて見たな。
残された私は戻ってくるエーミールさんを待ったのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉萠 - はぇー尊いですわぁ…(遺言) (2020年3月13日 21時) (
レス) id: 25d831dc40 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめのなか(プロフ) - 尊すぎてもう…語彙力が…消えた (2020年3月11日 14時) (レス) id: f290e267c1 (このIDを非表示/違反報告)
颯真(プロフ) - 尊い、、、尊すぎる、、、 (2020年2月23日 5時) (レス) id: 94ac8c4fca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美蘭 | 作成日時：2020年2月20日 15時
