２話 ページ3
俺ははしごを使わず飛び降りた。
彼女はゆっくりと俺の方を向く。
「あ、あ…すみません…」
…………！！！
ちょっと待て、めっちゃかわええやんけ…！！
ロングの黒髪に、愛らしい瞳。細すぎでもなくちょうどいい体つき…
まじで俺の好みにドストライクやんけ。
あかん、俺のエ〇小僧が出てもうてる。
「あぁ、ええんやええんや。気にせんといて。
この時間にここに来たってことは、サボりってわけやんな？」
彼女は小さくコクコクとうなずく。
その動作もかわええな、おい。
「そうかそうかぁ、久しぶりにこの場所に来客が来たから嬉しいなぁ。
お前、話し相手になってや」
少し俺の顔を見てびっくりしてるような気がする。
あ、そうか。フードしとるから、目が見えてないんやな。怖がってないやろか。
俺はこのスタイルが好きやから、このままがええけどな。
「お前、名前なんて言うん？」
「皇…皇(すめらぎ)A…」
「Aか、分かった！俺は鳥井希、ゾムって呼んでや！」
「ゾム…さん」
「さん、なんて付けんでええって。呼び捨てで呼びぃや」
「わ、分かりました」
A…か。かわええ名前やな。もうなんか全部に可愛い可愛い言ってへんか、やばいな。
あれ、そういやぁ胸に付けてるクラスバッジ…青か。
１つ学年下なんやな。…ん？別に胸を見てたわけちゃうで！？いや、ほんまに！！
そのあとも、俺は彼女と話をした。
趣味の話。家族の話。好きな食べ物の話。
Aもゲーム好きなんやって！！今度マイ〇ラを持ってってやることにした！
あと、Aは小食らしい。もったいないなぁ。今度どこか店でも連れてってやろか。
いつも１人で過ごしていたこの時間がガラッと変わった。とても楽しかった。
でもさすがにAは、俺よりもちゃんと授業は受けてるっぽいから、週に１回だけ屋上に来てくれるらしい。
「もっと来てくれてもええんやで？」
っていたずらっぽく言ってみたけど、割とこれは本心で。
この週に１回だけの時間が、俺のこのつまらない日々を変えてくれた。
そんな平凡だけど刺激のある日々を過ごして１か月………。
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美蘭(プロフ) - みるくけーきさん» こちらでもコメントありがとうございます|´-`)ゾさんはもう言葉1つ1つがかっこよすですよ…尊い(白目) (2020年2月20日 12時) (
レス) id: 9739ce79c0 (このIDを非表示/違反報告)
美蘭(プロフ) - かろんさん» コメントありがとうございます！私の妄想が詰まった作品にお褒めの言葉をいただけるなんて光栄です|´-`)！ありがとうございますm(_ _)m (2020年2月20日 12時) (レス) id: 9739ce79c0 (このIDを非表示/違反報告)
みるくけーき - 好き…ゾさんがかっこよすぎて…あっはは神ですね (2020年2月19日 0時) (レス) id: 2b54f5af73 (このIDを非表示/違反報告)
かろん(プロフ) - 好きすぎぃ！そしてゾニキかっこよ！惚れるぅ！すべてにおいて神 (2020年2月18日 23時) (レス) id: f343c05a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美蘭 | 作成日時：2020年2月18日 20時
