【カゲプロ×忍たま】赤色ヒーローの室町奮闘記 2

番外編!くの一の男装に参加するの段! ページ10

「君、エエコちゃん?」

「え!?」

「あ!ユキちゃんトモミちゃん!」

「げげっ」

「あ〜あ……」

次々と正体を見破られていくくの一達。

『何で俺バレないんだろうなー』なんて考えながらその光景を横目に見ていた。

校庭へ出ると、下級生達がジロジロと俺を見てくる。

「敵忍者?」

「きり丸が学園長先生のお客さんだって言ってたよ」

「へー」

さすが忍者のたまごだな。情報が渡るのが早い。

「(忍者ってすごいな……俺も忍術とかやってみたいな)」

少し忍者に憧れていると、俺が進む道を塞ぐように誰かが立った。

「(げっ)」

その誰かの正体は、アヤベだった。

「……な、なんだい?」

「お姉さんの、匂いがします」

「はっ?」

どーんと効果音がつきそうな程に真顔なアヤベに、俺はマヌケな声を出してしまった。

匂い?は?え?←

「お、お姉さんて……俺はおと──」

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