【カゲプロ×忍たま】赤色ヒーローの室町奮闘記 2

番外編!くの一の男装に参加するの段! ページ7

「という訳で、サノちゃんに男装の授業を一緒に受けてもらいまーす!」

「どういう訳か全くわからないので回想に入るぞ」←


＊

それは、今日の朝のこと。

午前の仕事が思ったより早く終わり、何をしようかうろうろしているとシナ先生が満面の笑みで近づいて来た。

「どうしたんですか?」

「午前の仕事、終わったのよね?」

「はい」

「じゃあ、くの一の授業で男装をしてみない!?」

「えっ」

「よし行くわよ!」←

「え、あの、ちょっと待あああああああッ!!」

＊


……と、こんな感じに強制的にくの一長屋へ連れて来られたのだ。

ものすごく怯えられてるんだが。←

あ、ちなみに奇行種は今までサボってた仕事をやっててしばらく本編には出てこないと思うぞ。←

「さ、自己紹介してちょうだい」

「あ、はい。えーっと、サノだ。よろしくな」

「「よ、よろしくお願いします……」」

全員で身を固めながらビクビクしているくの一達。

どうすればいいのか内心オロオロしていると、シナ先生が俺の俺の両肩を優しく叩いて笑った。

「みんな、サノちゃんはとてもいい子よ!最初は生まれたての小鹿のように震えて怯えていた小松田くんを笑顔にさせて、不破くんや鉢屋くんとも普通に話せて、6年生のみんなもトゲトゲした態度がいつの間にか取れて、綾部くんはサノちゃんを『お姉さん』と呼んでべったりなんだから!可愛さんも(ある意味)大人しくさせたすごい人なんだから!」

「へー!」

「すごーい……!」

あれ、シナ先生ってこんな人だっけ。←

まあシナ先生のおかげでくの一達の怯えた目が一瞬にしてキラキラとした目に変わった。

「ふふっ。さて、今回の授業では、男装をして忍たま長屋や学園内を歩いて、どれだけの間気づかれないか試すのよ!気づかれなかった時間が長ければ長いほど優秀ね!気づかれたらそこで終了だから、気づかれた人はくの一教室へ戻ってらっしゃい!」

「「はーい!」」

うむ、元気だなぁ。←

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