【カゲプロ×忍たま】赤色ヒーローの室町奮闘記 2

番外編!幼児化した生徒のお世話の段! ページ16

「な、何!?」

煙がはれて視界が開けるとそこには──

「か、かんちゃん、なんでそんなにおっきーの……!?」

「ら、らんたろーがおっきい!?」

「なんなのだ、これはー!!」

小さくなった者達がちょこまかと暴れている姿が。←

「「……ええぇぇぇぇッ!!」」


＊


「……と、いうわけなんだ」

「はあ……」

小さいサラストに説明してもらった。

幼児化しなかった生徒達は授業があるため、俺が面倒を見ることになったとのこと。

「かわやはどっちだー!」

「そっちはぎゃくださもん!」

「……あれは何だ」

「けつだんりょくのある ほーこーおんちの、かんざきさもんだ。とまつさくべーがいないから、たきやしゃまるがめんどーみてるんだろう」

「……ほー」

厠から戻ってきた決断力方向音痴が『こっちだー!』『あっちだー!』と言ってだかだかと走り、それを追いかける眉毛。

眉毛はオカンなのか。←

決断力方向音痴を縄で縛って柱に繋いだ眉毛は、息を切らして倒れた。

「はっ、こ、こんなことでっ、つ、つかれるなんて……!」

「体が縮んだからな」

「う、うるしゃい!!」

傍にあった座布団を投げるが、ほとんど飛ばずにぽすっと落ちた。

「…………ふっ」

「〜〜〜〜〜〜っ!わらうなッ!!」

顔を真っ赤にして俺の足を叩くが──

「…………痛くないぞ」

「くそう!!」

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