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誰と話している?の段! ページ13

田村side

私達は今、新しい天女サマの部屋の天井裏で見張りをしている。本来は五年生の役目なのだが、可愛 萌華という天女サマに連れて行かれてしまった。私達四年生はその場に居なかったので助かった。

障子を開けた瞬間、『うっ』と声を上げて口を塞ぐ天女サマ。女はみんなこんな匂いが好きなのではないのか?

「とりあえず換気だ」

そう呟いて勢いよく窓を開けた瞬間、外から乱太郎としんベヱの声が聞こえた。

「乱太郎達が居るのか!?」

「何かする気配がしたら即殺す」

目が本気の喜八郎に冷や汗をかいた。

天女サマと乱太郎達はしばらく見つめ合っていた。そして乱太郎達は走ってどこかへ行ってしまった。

「天女サマ、何もしなかったな」

「何か企んでいたのかもしれんぞ」

引き続き見張りをする。

部屋の匂いもだいぶ薄くなってきた頃、天女サマは部屋の中央で屈んだ。

「どうしたんだろう」

「あっ、前に殺った天女サマの血痕が……」

「え!?」

そう。前の天女サマは先輩方がこの部屋で殺した。遺体はどうしたかは聞いていない。ただ埋めたとしか教えてくれないのだ。

天女サマは血痕を見つめて何か考えている様子だ。

すると突然立ち上がり、部屋の隅を見ながら呟いた。

「………………ああ、だからお前はここに居るんだな」

「!?」

「何だ?」

天女サマはそのまま隅へ移動し、しゃがんだ。

「ふーん……今まで来たヤツら、みんな殺ったんだな」

「ああ、視える」

「出られない?」

何やら意味のわからないことを喋り出す天女サマ。

「何をしているんだ……?まるで誰かと会話をしているような……」

「え、居るじゃん。天女サマの前に前の天女サマが」

「は?」

部屋の隅を指差しながら言う喜八郎に、私達は首を傾げた。

派手な着物じゃ秘密組織はつとまらないの段!→←出られない……の段!



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設定タグ:忍たま , カゲプロ , 天女   
作品ジャンル:アニメ
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ノンノン(プロフ) - 雪姫さん» ありがとうございます!!最近忙しくて更新出来てませんでした。頑張ります!! (2017年6月11日 21時) (レス) id: 01b0da9e31 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 更新頑張ってください! (2017年6月11日 21時) (レス) id: f39048ba7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ノンノン x他1人 | 作成日時:2017年3月30日 15時

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