prologue ページ1
「…クロト様」
「ヴァン、準備はできましたか」
「はい、整っております」
時と時との狭間に存在する空間。
ここに存在するのは
人ではない人である。
「事態は一刻を争います。…急いでください」
「分かっております、クロト様」
クロト様と呼ばれる女性。
彼女こそがここの主である。
その彼女に跪く少年、ヴァン。
彼はクロトの忠実な使いであり
彼もまた、クロトと似た力を有する。
「…わたくしは、来るべき時の為に魔力を残しておかねばなりません」
「はい。ですから僕がいくのです」
「…ごめんなさいね、貴方にここまでさせて」
「いいえ、良いのです」
少年は立ち上がり、クロトに微笑みかけた。
オレンジ色に輝く髪が揺れる。
少年は先程書き上げた魔方陣の中央へ歩み、
何やら文言を唱え始めた。
「…貴方が人間でいられるのはせいぜい一時間が限度。
分かっていますね」
「早急に、戻ってきます」
「頼みましたよ」
そしてあっという間に、少年は消え、
空間にはクロトのみが残った。
切れ長の目をさらに鋭くさせ
長く息を吐いた。
「…皆さんに、伝えなければ。
手遅れになる前に、どうか」
大きく杖を掲げ、彼女が呟いた。
「…あの子を死なせるわけにはいきませんわ」
これからまた、長い旅が始まる。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーイナキャラ(イナGOも含)たまに増えるw
浦部 リカ
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涼風すず - ぐれーとまっくすな手毬。さん» あ、良かったぁ。こんなのですが、気に入っていただけたなら何よりです！ 私も3楽しみにしてます(笑)。アシンメトリーのは向こうでも散々言ってますけどめっちゃくちゃ可愛いですよ「何ニコニコしてんの」と母と弟に1回ずつ突っ込まれたくらい可愛いですよ！ (2014年4月7日 20時) (
レス) id: 6e14e895d6 (このIDを非表示/違反報告)
ぐれーとまっくすな手毬。(プロフ) - わあああああすごい、すごいです!!!こういうの大好きです、ドストライクです!!!!本当にありがとうございます、早く３書きたくなりました…、全然まずくないです、むしろ良すぎるくらいで！私のアシンメトリーの絵があんなのでいいのかなって思えてきました…！ (2014年4月6日 17時) (レス) id: d7e15d2aaf (このIDを非表示/違反報告)
涼風すず - http://uranai.nosv.org/img/user/data/9/c/6/9c6e798b0de155dc598614c7b930be0f.jpg と、出来ましたあっ！ イナクロ編ってことでわくわくして勝手に時空っぽく(!?)しちゃいました。あ、まずかったら言って下さい普通の仕上げます！ とりあえずこんな感じで……！ (2014年4月6日 16時) (レス) id: 6e14e895d6 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - いえいえ、とんでもない (2014年4月4日 22時) (レス) id: 6f530da5e9 (このIDを非表示/違反報告)
ぐれーとまっくすな手毬。(プロフ) - 彩さん» はい、ありがとうございます！頑張りますね！ (2014年4月4日 18時) (レス) id: a41bb197be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐれーとまっくすな手毬。
| 作者ホームページ：ないですよー。
作成日時：2014年3月24日 19時
