幕府のボディーガードさん4【銀魂】

第200訓 ギャグはワンパターンにならないのがいいよね ページ50

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｢俺は罪滅ぼしのつもりでそこら辺にいたおっさんをぬいぐるみにした。お金なんて、もう底をついてたからな｣

｢俺そんな軽い気持ちでぬいぐるみにされたの？？｣


｢悪い事を、したんだ……！けど俺だってあの子が死なないように守ろうとしたんだ。でも俺そんなに器用じゃないから……ッ｣

｢チャラ男さん｣



蹲るチャラ男さんと目線を合わすように私はしゃがんだ。



｢人間も悪いことするんよ。天人も人間も変わらん｣

｢え？｣

｢私やって悪いことしたことあるんよ？家を燃やそうとしたり、ある事件の犯人をすり替えたり。そうやって誰だって悪いことしとる。その悪いことを自分で気づけるっちゅーのは簡単なことやない｣


やから気づけたアンタは、少しくらい許されてもええんやないか？


そう、言葉をかければチャラ男さんは驚いた顔をして私を見た。



｢これでもう完全にまとわりついている死が消えたわけじゃない。けれど今は大丈夫だ｣

｢そーか。なら謝って、気持ち伝えてこい。ただのマダオと恋愛初心者が見守っとってやる。ギャルっ娘さんが死なんように、な｣

｢っあァ！む、ムキ子さん！！！｣

｢………………は？｣




なんや聞いた事ある名前……まぁええか。

そっと、ぬいぐるみさんと路地裏から見守るとチャラ男さんはギャルっ娘さんと話していた。



｢……話はしとるみたいやな｣

｢まぁなんだ。良かったんじゃねぇか？ありがとよ姉ちゃん｣

｢……あぁ。あ、そういえば通報はしといたわ｣

｢……………………………………………………え｣




｢嘘ぉぉぉぉ！？｣と叫ぶぬいぐるみさんを無視して私はチャラ男さんの言葉を思い出していた。


｢あの子を俺のものにしたい｣




｢(………………)｣




私の脳裏に浮かんだのは誰なんか。

チャラ男さんの言うことにすごく共感したのは、チャラ男さんと同じということなんか。



いやきっと、それ以上や。





｢(これは、隠し通さんなんなぁ)｣





陽はちょっと傾いていた。




○○○



｢す、好きです！！付き合ってくださいっ！！！｣


｢あ、ゴメン無理｣






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どうも。運動系引きこもりです。

第4巻ここまでの長い間お付き合いありがとうございます。4巻が一年すぎる前に完結できてよかったです。

それでは、第5巻で会いましょう。

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