第105訓-柳生篇-五 困る困る三角関係 ページ5
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「まったくモテるというのも困ったものね。部下と上司が一人の女性を取り合うなんて…。しかもその女性には共にいたいと思う人がいて………まるで昼ドラだわ。」
「おい 何勝手に話進めてんだ。というかお前、ソイツを隠すんじゃねェ。俺はそっちにも話があんだよ。」
「あら、日テレ顔の貴方が月9が顔負けするAさんと話せる資格があると思って?Aさんはうちで働くんですよ。」
「私働かんで?妙さん。」
「誰が日テレ顔だ!!」
すると、ドタドタと荒々しい足音とテーブルの前にむさ苦しい男達が並んだ。キャバクラでは見ることのない異様な光景だった。
男達は真選組で土方さんが連れてきたらしい。真選組の人達は綺麗に土下座をし、大声で近藤さんの女房…つまり真選組の
それを聞いた私は理解する。近藤さんの婚約の件についてなのだと。
「なんですかコレは?腰の低い恐喝?」
「………実はな、近藤さんに縁談の話がきてる。ソイツが持ってきた縁談だ。」
「Aさんが?」
「……やっぱそのことか。ええやないか。バブルス様に会って話してみたけどウホウホ言われたし。」
「会話成立してないよねそれ。」
バブルス様とは最初は本当に会っただけ。まさかそのお見合い相手が近藤さんやったなんて思わんかった。
土方さんはバブルス様の写真を妙さんに見せた。妙さんは変わらず笑顔のままだった。
「…近藤さんは最近アンタにふられ続けて疲労し、性別がメスなら誰でもいいという限界まできている。
…恐らくこの話 飲む。」
「アラ よかったじゃないですか。これで私のストーキングもなくなりますし、近藤さんも愛妻ができますし、皆 幸せになれますね。」
土方さんの話を聞いて、そういえば私もいきなり求婚されたなぁ…とぼんやりしていた。
「お願いだ姐さん!俺達このままじゃその化物 姐さんと呼んで一生敬い続けなきゃいけねェ!!」
ふと、左腕に絡まれていた腕が解かれると、
未だに土下座してる真選組はなんとか妙さんを説得しようと熱弁を始めるが、妙さんに頭掴まれて持ち上げられ投げられる。
隣にいる土方さんを見ると誰かに電話していた。
多分近藤さんやろ。
明日仕事だけど少しくらいならお酒飲んでもいいかな、と思いコップを手に取ろうとしたらテーブルに人が飛んできて、氷がおでこに直撃した。ついでにテーブルにあったもんもほとんど顔に当たった。……………痛い。
第106訓-柳生篇-六 柳生九兵衛→←第104訓-柳生篇-四 真選組姐さん
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運動系引きこもり(プロフ) - 無影灯さん» はじめまして!コメントありがとうございます!面白いと言うコメントを頂くとやっぱり嬉しいものです…。はいっこれからも頑張りますね!! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
無影灯(プロフ) - はじめまして、お疲れ様です!見やすくて、とても面白いです!これからも応援してます! (2020年3月12日 15時) (レス) id: 7a1223e495 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - 糸針シナさん» シナさんいつもありがとうございます引き継ぎが出来ました。ほんと、お礼したいですいつか。評価の方はこちらで頑張ってみます!ありがとうございました…!!シナさんも更新頑張ってください応援してます…! (2019年11月30日 16時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
糸針シナ(プロフ) - 評価ボタン押せるには押せますが見えませんね…、引き継ぎですが、こちらでできますよ〜!→ https://uranai.nosv.org/favcnt.php (2019年11月30日 16時) (レス) id: 2d5e82106c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:運動系引きこもり | 作成日時:2019年11月30日 15時