第138訓-ミツバ篇-八 好きな物にはとことん好きになればいいし、我慢なんてしなくていいと思う ページ38
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「────あれ、銀時？」
「ん？あー…てめーか。」
真っ白な病院はあまり好きじゃない。だけど倒れた後のミツバが心配でAはお見舞いに来ていた。
その途中、銀時と遭遇した。
「ここ沖田さんのお姉さんの病室やけど……？」
「俺ァ依頼されただけだ。Aは？」
「私は倒れた後どうなったか心配で……。」
「ふーん。」
銀時は興味なさそうに相槌を打った。お互いの目的が一致している為、二人は一緒に病室に向かった。
「辛いものとかとっちゃダメだよ。身体に障るから。」
「分かってます。私もそこまで馬鹿じゃありません。」
「それじゃあ……また夜来るよ。」
ミツバと蔵場の話し声が聞こえた。蔵場はA達に気付かず病室を後にしていった。タイミングを見計らって銀時は依頼されたものを出す。
Aも同じタイミングで病室の前に立った。
銀時がニヤ、と笑い激辛せんべえをミツバの前に差し出した。
たった今辛いものは食べないと約束したばかりなのに直ぐに破ってしまい、思わず笑った。
「スゴい。ホントに依頼すればなんでもやってくれるのね。……それに、Aさんも来てくださったんですか？」
「たまたま銀時と居合わせて……。お邪魔します。」
ミツバはどうぞ。とさらさらと流れる水のような声で言った。
「しっかし辛いもんばっか食ってっと痔に障るぞ。」
「あなた私が痔で昏倒したと思ってるんですか。」
ふいに、服の擦れた音がした。ミツバからではなくベッドの下からだった。
「オイ おめーもどうだ？バナナとかあるぞ。」
「いえ結構です。隠密活動の時は常にソーセージを携帯しているので。」
「………ヤマモトさん？」
「山崎です！！いい加減わざとですよね！？！？
…………あ。」
しまったァァァァァァ！！と頭をベッドにぶつけ抱え込んだ。その後銀時にゲシゲシ蹴られ、どこかに連行されて行った。
その一連を見てAとミツバは顔を合わせ、一人はぷ、と吹き出し、一人は小さく口角を上げた。
「ふふっ…♪ ねぇAさん？少し話しませんか？あっ 後、私のことはミツバって呼んでください。」
「分かりました ミツバさん。」
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第139訓-ミツバ篇-九 鈍感な君に贈る言葉は→←第137訓-ミツバ篇-七 誰もが皆、持っている夢を叶えたがるものだ
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運動系引きこもり(プロフ) - 無影灯さん» はじめまして！コメントありがとうございます！面白いと言うコメントを頂くとやっぱり嬉しいものです…。はいっこれからも頑張りますね！！ (2020年3月12日 17時) (
レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
無影灯(プロフ) - はじめまして、お疲れ様です！見やすくて、とても面白いです！これからも応援してます！ (2020年3月12日 15時) (レス) id: 7a1223e495 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - 糸針シナさん» シナさんいつもありがとうございます引き継ぎが出来ました。ほんと、お礼したいですいつか。評価の方はこちらで頑張ってみます！ありがとうございました…！！シナさんも更新頑張ってください応援してます…！ (2019年11月30日 16時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
糸針シナ(プロフ) - 評価ボタン押せるには押せますが見えませんね…、引き継ぎですが、こちらでできますよ〜！→ https://uranai.nosv.org/favcnt.php (2019年11月30日 16時) (レス) id: 2d5e82106c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：運動系引きこもり | 作成日時：2019年11月30日 15時
