幕府のボディーガードさん3【銀魂】

第130訓 運に身分は関係ない ページ30

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「だぁいじょうぶよ！松平さんもいいって言ってるし、それに前も綺麗にメイクしてここにある服着て一緒に接客したじゃない！」

「ねェ、前って？ねェ前って何？接客って？？」
「銀さん、うるさいですよ。」



銀時と新八がタオル一枚なのも、何か理由があるらしいし。
なんか銀時が叫んどるけど……、困っとるんなら助けるべき……やよね？



「分かった、手伝ったる。」

「ありがとうAさん！」
「ねェどういうこと？ねェ。」



その後メイクをしていつもの服を着た。





△△△


「おォ〜べっぴんになっちゃって、なァ将ちゃん。」

「あァ、綺麗だA。」


「…ありがとうございます。」


松平はともかく将軍様に褒められると変な気分になる……もちろんいい意味やけど。



「酔いも回ってきたし、じゃそろそろ将軍様ゲームぅぅはっじめるよ〜！！」



お酒が運び込まれた頃、松平がそう言った。
松平は進行役で、くじ引きを始めると言おうとしたのだがその前に女性陣が本気で将軍の書かれた割り箸を取ろうと飛びかかった。

目の前で乱戦が繰り広げられた末、将軍の棒を引いたのは銀時の命令は、四番の人が下着姿になることだった。



「……。」



結果は将軍様になった。私は唖然として何も言えずにいると、いつの間にか妙さんが将軍になっていて、「3番が寒そうな人に着物を貸してあげる」だった。

これなら…！と思い、3番を見るもまたもや将軍様だった。……かつての将軍にキャバクラで全裸になる将軍がいただろうか。

極めつけにはさっちゃんがこのブリーフが臭いと言って将軍様を涙目にした。



「(さっちゃんやめたげて。お願いだから。)」

「(ハッ！しのっちが困ってる！？可愛…じゃない)
……ゴホンッ なら、五番の人はトランクスを買ってきなさい。」



さっちゃんのナイスな命令のおかげ…かと思えばこれもまたフラグで将軍様が全裸で外に出てしまった。




「上様ァァァァァァ！？何をしておいでになられるのですかァ！そんな格好でェ！
あとAさん！なんスかその格好はァ！？」

「黙っててください！近藤さん！！」



走ってる将軍様を追いかけるように神楽さんが将軍様に将軍棒を渡し、将軍様は将軍と書かれた棒を取った。



「将軍様 我らになんなりとご命令を」




△△△

「───将軍様、お下着の方買ってきました。
あの、今日は、その……、」

「良いのだ 楽しかった。また…余と遊んでくれるか？」

「……私で良ければ。」



私が下着を手渡すと将軍様はフッと笑った。



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