幕府のボディーガードさん3【銀魂】

第128訓 クーラーはタイマーで切れるようにしてから寝ないと風邪ひくよ。ほんとに。マジだからね？？ ページ28

【Aside】




「はいばっきゅ〜ん。」



バンッ



「うわっ！……何をするんですか松平。末代まで呪ってほしいんですか？」



某日。柳生家での騒動から数日経った日。私の日常は元に戻っていた。

真選組まで行って、書類を整理して、将軍様の大事な会議や交渉の護衛、姫様の身の回りの世話のお手伝い、又は城下へ行く時の送り迎え等々……。

普通に忙しい日々に戻っていた。
というか、何かある度に銃弾撃つのやめてほしい。



「初っ端から物騒な事言っちゃいけませ〜ん。」

「初っ端から銃ぶっぱなす奴に言われたくありませ〜ん。」



こうやって軽口を叩き合うのも一日一回の頻度でやっている気がする。このやり取りも城の中では普通になってきてるのか、城の者はまたやってるなぁ…としみじみ思っているらしい。


いや、しみじみ思うならそっちからも何とか言ってやってくださいよ。




「──────〜で、って聞いてる？？」

「あ、すみません。聞いてませんでした。松平の言うことは七割どうでもいいと心得ているので。」

「酷くない？？おじさん泣いちゃうよ？？
まぁ、でも今回はどうでもいいことじゃあねェ。
今すぐ真選組全員動かしてこの場所に来い。」

「は？」

「仕事だ。将ちゃんと俺は先行って待ってっからな。」

「仕事って……護衛の仕事ですか？それに、将軍様まで……一体なんの、」

「じゃっ！」

「じゃっ！じゃあありませんよ！待ってください！！」



またこのパターンですか！！！！




△△△


夜なのに眠る気が無いギラギラした町。
そんな中を数十台もののパトカーが走る。中には何故か戦車っぽい大砲まである。

アッ そんなに見ないで。お願いします300円あげますから。



「はっはっ！気苦労が絶えませんなぁ Aさん！」

「……笑い事やないですよ近藤さん。こんな形で真選組を動かすことになってしまって……。」

「しっかしとっつぁんも毎度毎度急だなぁ。
まさか、将軍様に夜遊びを教えるために警備に動かされるとは。」

「ほんっっっとすみません……。」



だって将軍様から「お願いだ」なんて言われたら断れるわけないやん…！なぁんか腑に落ちんけどしょうがないやん？？

まぁ、向かっているところは何回かお世話になった『すまいる』なんやけど……




「Aさんが気に病むことないですよ！…ただ、」

「ただ？」

「将軍様がお妙さんに惚れないかどうか心配で……。」

「……………。」



そーか。


……その後はスナック『すまいる』に到着し、松平達と合流した。


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