第118訓-柳生篇-十八 どっち? ページ18
「敵の作戦が分からねー以上、単独行動は危険だ。近藤さんは大将の守備、こっち五人は二人三人の二手に分かれて敵大将を狙うぞ。」
「じゃあ私と銀ちゃんとAで決まりアルナ。汚職警官とタッグなんてご免こうむるネ。私らがいれば地球は回るネ。」
「てめーらと組む気はさらさらねェよ。丁度ツラ見んのは嫌になってたトコだ。いくぜ総悟、A……」
「土方さんドSコンビAさん連れて勝手にガンガン行っちゃいました。」
「………。」
△△△
「……なんや土方さん言っとったけど勝手に行ってしまって良かったんか?」
「なんだよA、俺よりマヨラーがいいってか。」
「自堕落侍よりかはまだええんとちゃう?」
「………。」
あ、黙った。なんなんやろうな…、いきなり。
沖田さんと銀時に手を引っ張られ、無抵抗のまま連れていかれたけど、土方さん達置いていって良かったんやろか?
二人はまだ私の手を掴んだまま反対方向に行こうとした。え、ちょ、まっ
「止まってや、二人とも。何このまま進もうとしとるんや。腕ちぎれてまうやろ。」
「「ぶっ!」」
引っ張ってた二人を止めるため、立ち止まって自分の方向に引いた。すると二人は呆気なくこっちに倒れてきて、二人は顔ごとぶつかった。
離れた二人は鼻血を垂らしていた。
「てめーA!何しやがる!!やべーよ男と顔突き合わせちゃったよ。」
「そうですぜィ、姐さん。あ、鼻血出てる。」
「何って、私の体は二つやないんや。別々で行動するんなら手ェ離して。」
「なら姐さんはどっちについて行きやすか?」
「そーだそーだ。」
「ど、どっちて……言われてもなぁ……。」
鼻血を垂らしながらニヤニヤしている二人の顔にはツッコまないでおこか。←
…ここで時間を使うわけにもいかんか、
「……私は皆で」
「「それはなし」」
「ええ…」
「………じゃあぎんと──うおっ!」
「じゃー旦那そういうことなんで。」
「オイィィ!今のは俺が選ばれたよね!?自分から決めといて選ばれなかったから強制的にやめさせたよね!?」
(どっちにしろ心配だけど)色々心配なので銀時について行こうとしたら、沖田さんに担がれて屋根の上まで飛んだ。もっと女らしい声は出せなかったのだろうか、私は。
下から銀時の声が聞こえるが私は沖田さんに担がれたままだ。
そういえば鼻血出しとったことを思い出して、
「銀時ーー!これティッシュ!それで血ぃ止めてやーー!」
「は……?オイ、待ちやがれ!」
「行きやすぜ、姐さん。」
「せやな。」
.
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運動系引きこもり(プロフ) - 無影灯さん» はじめまして!コメントありがとうございます!面白いと言うコメントを頂くとやっぱり嬉しいものです…。はいっこれからも頑張りますね!! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
無影灯(プロフ) - はじめまして、お疲れ様です!見やすくて、とても面白いです!これからも応援してます! (2020年3月12日 15時) (レス) id: 7a1223e495 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - 糸針シナさん» シナさんいつもありがとうございます引き継ぎが出来ました。ほんと、お礼したいですいつか。評価の方はこちらで頑張ってみます!ありがとうございました…!!シナさんも更新頑張ってください応援してます…! (2019年11月30日 16時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
糸針シナ(プロフ) - 評価ボタン押せるには押せますが見えませんね…、引き継ぎですが、こちらでできますよ〜!→ https://uranai.nosv.org/favcnt.php (2019年11月30日 16時) (レス) id: 2d5e82106c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:運動系引きこもり | 作成日時:2019年11月30日 15時