第100訓 子守り狼と子守り狼の戦闘シーンのカットの技。←ごめんなさい ページ50
「あっなんだ。結局そっちに隠れたのか。」
「隠れられるわけねーだろ。そんなとこに。」
ヅラに色々、手短に説明をした。本当にやばいことを伝えたら匿ってくれた。
ヅラは先程の男達について説明してくれた。
私達を襲ってきた男達は攘夷浪士で、そいつらが口にした橋田屋というのは徳川幕府開闢から続く老舗の名で、江戸での屈指の巨大企業。そこの当主の橋田賀兵衛は裏で攘夷浪士達の援助をしており、また援助する代わりに浪士たちを商いに利用しているようだ。
銀さんがジュニアを抱き、泣かないところを褒めたのだがビチャビチャとジュニアが漏らした。
「上は大丈夫だが下は泣き虫らしい。」
「ホントやな。」
その後ヅラと別れ、スーパーでおむつを買いジュニアのを取り替える。
ヅラにお礼を言うと聞こえるか聞こえないかぐらいの声で「礼には及ばん」と言い、顔を背けられた。後ろの方で銀時から大きなため息が聞こえた。どうしたんやろう。
ジュニアを取り替えるのが終わると、銀さんはジュニアを背中に背負い、器用に紐で括りつけた。
「…全部終わったら一緒に一杯やろうか。」
「私も付き合っていいか？」
「まふ」
「ああ。…よし 一丁いくか。」
そうして私達は橋田屋のビルへと向かい、エントランスの受付にいく。
───
社長に会いたいと言っても、当然会わせてくれないわけでどうしようかと考えていたら上の方から地響きの様な音が聞こえた。受付の人がその音に気を取られているうちにエレベーターへ乗る。
扉が閉まればこっちのもんや。
「おーう 社長室はここかィ？」
「なっ！なにィ！？何者だ貴様！」
「あー？なんだツミはってか？そーです私が…子守り狼です。」
「同じく子守り狼。」
攘夷浪士の他に神楽さんや新八さん、社長と思われる賀兵衛、お母さんらしき人にいつぞやの射的屋のおじさんもいた。
□□□
夜、公園。街頭の下にあるベンチでジュニアと銀時が座ってミルクといちご牛乳を飲む。私は普通にお茶を飲んだ。
あれから賀兵衛とジュニアのお母さんはなんとか和解し、ジュニアのお母さんからはお礼を言われた。
銀時と対峙したあの私に意味不明な事を言ってきた男は銀時が倒したらしいが、実際は逃げたのだという。
「精々いっぱい笑っていっぱい泣いてさっさと大人になれ。待ってるからよ。」
「そん時は銀時が二人やなぁ。」
「おいこんなイケメン他にいるかよ。」
「自分で言うんかい。」
蝉の鳴き声がやけにうるさかった。
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miraiwalk8(プロフ) - ありがとうございます！夜はぐっすり寝てくださいwこの紅桜篇でも楽しんでくれると幸いです！ (2019年8月5日 2時) (
レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 遅くなりましたが続編おめでとうございます ! 2 作品目は紅桜篇ですか ! しかも高杉氏の「俺と来い」発言 ? ! 興奮して夜しか眠れません…… ! 次の更新も楽しみに待っております ! (2019年8月5日 0時) (レス) id: d2be23fc95 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - 桜匁さん» ありがとうございます！！ほんと、コメントが嬉しすぎます…！ノロノロな更新速度ですが、今後ともご贔屓に宜しくお願い致します！！！ (2019年8月4日 11時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 今回は紅桜篇なのですね！ また東雲さんのカッコいい姿が見られるかなーと今からでもワクワクしております！ カブト狩りの回のお話も面白くて続きが今からでも楽しみです。 作者様のペースで頑張ってください。陰ながら応援しております。 (2019年8月4日 8時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：運動系引きこもり | 作成日時：2019年8月3日 16時
