幕府のボディーガードさん2【銀魂】

第76訓 海も山も嫌なら遊園地かプールに行こう！夏の定番！ ページ26

【Aside】


現在、場所は遊園地。
決して松平が私達に気をきかせて遊園地に連れてきてくれた〜という訳ではない。それだったら私達は何歳児に見られてんだ。

そして茂みに隠れてる。分かってるんだ、この状況がなんなのかぐらい。

松平が話を切り出せば私と同じく「奴が動いた。これはもう決戦だ。」と言うだけ。近藤さんが何の話か分かった風に返事をしていたし、土方さんも沖田さんも何の話か分かってたんかな。


だとしたら私だけやぞ、分かっとらんの。


「おいとっつぁんそろそろ説明しろ。一体なんなんだ。」

「(お、仲間おった。)」


「静かにしろテメェら。…………来た！」


松平はさっきから入場門の所をじっと見ていた。
いきなり声を上げたと思えば狙撃銃を取り出した。…は？

私は良く目を凝らして見てみた。そこには入場門には松平の愛娘、栗子ちゃんがいた。
かれこれ一時間くらいこの茂みにいるけど松平はずっと栗子ちゃん見とったん？


てことは栗子ちゃん、一時間も立っとったん？？


するとチャラチャラした男が栗子ちゃんに近づいていた。


「奴の名は七兵衛。ふざんけなよ、栗子はなぁてめーが来るのを一時間も待ってたんだよバカヤロー。ちょっとトシ、土台になれ。」
「待たんかィィィ！！奴ってアレかァ？！娘の彼氏ィィ！？」


松平は認めねェぞと一点張りで栗子ちゃんの彼氏を狙撃しようとする。それを土方さんが止めた。

松平は娘の好きになった人を認めてやりたかったらしいが、色々悩みに悩んだ結果抹殺するしかなかったらしい。


私は栗子ちゃんとは松平経由で知り合った。とてもいい子だ。いい子過ぎてたまに心配する。
なんで松平の娘なんだろう←



というか早う帰らせてくれ。書類溜まっとるんや。



「警察なんてマフィアみたいなモンだよ。」

「警察長官がとんでもねーこと言ったよ。
…近藤さんよォ、この親バカに何とか言ってくれ。」


「誰が近藤だ。殺し屋ゴリラ13(サーティーン)と呼べ。」


近藤さんはサングラスをかけ、狙撃銃を持った。
妹のように思っている栗子ちゃんをあんなチャラ男に渡すわけにはいかん、と松平と共に走り去って行った。


「ヤベーなアイツら。ホントにやりかねねーぞ。総悟、止めに…」
「誰が総悟でィ。」

「殺し屋ソウゴ13。面白そうなんでいってきやーす。」
「おいいィィィ！！」


「アイツもかよ…、A！追いかけるぞ！」

「誰がAですか。

私はK(黒髪)P(ぱっつん)13。ここは流れに乗って行ってきマース。」
「お前もかィィィ！！」

第77訓 外見だけで人を判断しちゃダメだって思ったけど結局第一印象は外見→←第75訓 夏に旅行するなら海か山かって聞く人多いけど夏って案外長いんだからさ、どっちも行けばよくない？？

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