幕府のボディーガードさん2【銀魂】

第74訓 自炊って意外とお金がかかる ページ24

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まぁ何とか読み聞かせは銀時がもういいと言ったのでやめた。
神楽さんは今度こそ妙さんからお茶碗を受け取った…が、手を滑らせて落としてしまった。

慌てて卵がゆ(仮)を回収する。

ん？なんや穴開いとる。さっき妙さんが開けたやつやな。…一瞬やったけど何かもぞって動いたのが見えたような…？


卵がゆ(仮)の回収と見せかけて穴を覗き込む。するとそこには暗くてちょっと見えづらかったが山崎さんがいた。

なんでここに、と思ったが大方土方さんの命令やろうな、とすんなり受け入れる。



「向こうに残りがあるのでとってきますね。」


妙さんが新しいのを取ってこようと立ち上がった瞬間、銀時が神楽さんと私の間をすり抜けて逃げ出してしまった。


「動くなっつってんだろーが！！」

「冗談じゃねェ、こんな生活身が持たねェ！」


「新ちゃん！要塞モードONよ！」


新八さんがせんべいを食べながらゆる〜く答えた。新八さんがボタンを押すと色んな機械の音が聞こえた。

どうやらこの要塞はストーカー防止によるものらしい。


「妙さん、ストーカーにあっとったん？」

「はい。近藤さんです。」


…なんと。
まさか警察の長(トップ)が一般女性をストーカーとは。今度事情を聞かねば。

とりあえず新八さんにすみませんと謝った。
その後、だんだん外が騒がしくなってきた。こんなに騒いで銀時は無事なのだろうか。

私はそれほど得意という訳ではないが、ゆで卵なら誰にも負けない自信がある。(料理なのか不明)

なので少し台所を借りてゆで卵作って、ついでに炊き込みご飯でも作っといた。ホント、簡単なものしか作れない。………他の料理、練習でもしてみようか…。



「新八さん、これ、銀時に食べさせといて。あ、後この渡しそびれたゼリーも。新八さん達の分もあるから良かったら食べてや。」

「え、いいんですか？」

「なんや近藤さんが迷惑かけとったからなぁ、せめてものお詫びや。」



ありがとうございます！と新八さんがしっかりとお礼を言ってくれた。ええんや、こんなんでお礼言わんくても。しっかりした子やなぁ…。ツッコミ担当やからか？←


私は何とか抜け穴を見つけ、そこから帰った。
後日、銀時にめっちゃくちゃお礼を言われた。

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