検索窓
今日:8 hit、昨日:6 hit、合計:428,627 hit

第11訓 脇だけ洗っときゃいいんだよ 脇だけ ていく、つー ページ11

「友達助けるのに理由、いらないネ。それが江戸っ子の心意気アル。まだまだいっぱい楽しいこと教えてあけるヨ。」


「そうです。私達、友達です。だからこそ迷惑かけたくないんです。………………それじゃあ」


「待つネ!ズルいヨ!自分から約束しといて勝手に破るアルか!私もっと遊びたいヨ!そよちゃんともっと仲良くなりたい!ズルいヨ!」


「そーです。私、ズルいんです。だから最後にもういっこズルさせてください。」




“一日なんて言ったけどずっと友達でいてね。”




傾く陽を、姫様は背にしてこちらを振り向き笑ってそう言った。女王サンはそんな“友達”の姿に目を開く。



「そんなの、当たり前に決まってる…」




そんなとき、無機質な声が聞こえた。



「そよ姫様。」


「!Aさん!」


姫様が駆け寄った黒髪の女性に女王サンは、もしかしてコイツがそよちゃんの言ってたボディーガードアルか?と気になった。



「A?お前がAアルか?」



聞こえていてあえて無視したのかAは女王サンの言葉には答えず、代わりに姫様に話しかけてた。



「姫。友達は、出来たみたいですね。」


「……はい!」


「オイ聞けヨ。」



あぁ、すみません。とAは謝った。そして何故かそよ姫様だけ先に行かせていた。



「…あなた、ですか?そよ姫様とお友達になってくれたのは。」


「私は神楽アル!……お前はAアルな?」




その彼女───名は神楽と言った。



「神楽さん、私は東雲A。将軍様とそよ姫様の護衛(ボディーガード)です。」

「そよちゃんが言ってたネ。真面目で口が悪くて、でも人一倍優しいって。」


「!……そよ姫様ったら…」



少し照れた様子のAを見た神楽はなんとも言えない気持ちに陥る。

かわいいのだ。そんじょそこらで鼻水垂らして鞠蹴ってる小さな子供より、かわいいと思った。

ある考えとともに、


────コイツとも、友達に…




「……これが主人公補正アルか」

「ん?なんか言いましたか?」

「なんでもないアル!」

「……そうですか。……神楽さん」





“そよ姫様と友達になってくれて………ありがとう。”






△△△


【そよ姫様家出篇 終】

第12訓 上司はちゃんと仕事をするべきだと思います→←第10訓 同じ黒髪仲間として頑張りましょう!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (179 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
440人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

迷い猫 - 絵うま!!絵うま!!絵うま!!絵うま!!絵う((( 殴面白いです‼頑張ってください! (2021年10月11日 7時) (レス) @page1 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ライさん» お褒めに預かり光栄でございますっ!!これからもよろしくお願いしますね!! (2019年6月22日 23時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 面白いっ!素敵な作品をありがとうございます。これからも更新頑張って下さい!応援しています。 (2019年6月21日 20時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ぽんさん» ありがとうございます!!そのような誉め言葉嬉しい限りです。これからも応援よろしくお願いしますね!(^-^) (2019年6月9日 5時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 初めて拝見させて頂きました ! 文章もわかりやすく、とても読みやすいです。これから物語がどう展開していくか楽しみです ! 応援してます ! (2019年6月9日 0時) (レス) id: d2be23fc95 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:運動系引きこもり | 作成日時:2019年5月19日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。