テスト尽くし ページ33
その後も月日が流れていき、気が付けば五月下旬。
そう、五月の下旬といえば___
「中間テストやああぁあああぁああ!!よっしゃいったるぞ青峰ェエェェェェエェ!!」
「めんどくせー…どうせ無理だろ、お前の脳j」
「お前それ以上言ったら首の骨へし折るかんな」
机に突っ伏して失礼すぎることを言う青峰。
桃井ちゃんはそれを見て、苦笑している。だろうな。
「でも……頑張ってね、二人共!」
「勿論っす!実は俺が成績良いキャラってのを見せつけてやんぜ!」
「はあ……」
桃井ちゃんの天使スマイルを受けて、やる気を出す。これは頑張らなければいけない…!!
期末テストと中間テスト両方で赤点回避できたら、一緒にデートするんだァ!!
__
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そして迎えた、中間テスト当日。
教室中に緊迫感が走る。
「それでは__始めッッ!!」
担任の合図と共に、生徒が一斉にテストを表に向ける。
よし、全問解いてやる___ッ!
カリカリカリカリカリカリカリカリカリ。
教室には、煮えたぎる闘志が漂い、そしてただひたすらにペンを走らせる音だけが響いていた。
___
_______
七月。
無事に中間テストは過ぎ去った。
だが、次には更なる悪魔……すぐ期末テストが待ち受けている。クソ、潰れろ。
「頑張ってね!はーちゃん!」
きゅん。
だけど私は、桃井ちゃんの為に頑張る。そう、この笑顔の為に!!
そして、期末テストが始まった。
中間テストと同じ緊迫感が走る。
負けない……絶対に!!
「URYYYYYYYY!!全てはあの子のために!!」
「春野ー、うるさいぞー」
「アッハイすいやせん」
__そして、ついに期末テストも終わりを告げた。
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しゅん - 面白いです! (2018年6月7日 18時) (レス) id: 32b41a532f (このIDを非表示/違反報告)
未来紡 - コメントありがとうございます!自分では超スローペースだと思っていたので、とても嬉しいです!頑張ります! (2018年3月18日 10時) (レス) id: 8800973e38 (このIDを非表示/違反報告)
ぱやぱや(プロフ) - 流れがサクサク進んでいいですね。更新楽しみにしております(●´ω`●)頑張ってください! (2018年3月18日 9時) (レス) id: 918f2226ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未来紡 | 作成日時:2018年3月11日 17時