我らが天使様 ページ25
翌日の放課後、夕方の教室。
「補強工事で体育館使えないのかよー…はあ」
「ほんと、憂鬱だねー」
体育館の補強工事の為、部活がなく、私は、桃井ちゃんと二人で教室に残って談笑でもしている。
「ねー……桃井ちゃん」
「ん、なに?」
ここで、違う話題を振ってみる。
時期的には、今が結構いいかなって思ったんだ。
「さつきちゃんって、好きな人とかいんの…?」
「っえ……?」
よし!よっし!!
いいんじゃねえの、これ!
突然の名前呼びには、困惑しながらもトキメく筈だ。
「……特に、いないかなぁ。でも、最近ちょっと気になる人がいるかも」
桃井ちゃんから、とんでもない言葉が飛び出す。
なんやてぇ!?気になる人ぉ!?
「だ、だだだだ誰…?」
若干キョドリながら聞くと、桃井ちゃんは手を口元に当てて、くすっと笑った。
「___ないしょ。」
ずきゅん。
天使に度肝抜かれた。
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しゅん - 面白いです! (2018年6月7日 18時) (レス) id: 32b41a532f (このIDを非表示/違反報告)
未来紡 - コメントありがとうございます!自分では超スローペースだと思っていたので、とても嬉しいです!頑張ります! (2018年3月18日 10時) (レス) id: 8800973e38 (このIDを非表示/違反報告)
ぱやぱや(プロフ) - 流れがサクサク進んでいいですね。更新楽しみにしております(●´ω`●)頑張ってください! (2018年3月18日 9時) (レス) id: 918f2226ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未来紡 | 作成日時:2018年3月11日 17時