忠義くんに看病される。O.T (ページ1)

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目覚ましと共にAは目を覚ます

今日は太陽の光が温かい朝だ

(……っん…喉痛い…………)

口を開けて寝てしまっていたのか、朝起きると喉に激痛が走った

「最悪だ…また喉痛い……」

以前、喉の痛みから熱が出たことがあったから不安になった

そして絶対にインフルエンザだけにはなりたくないと思っていた……

何故なら3日後にオーディションがあったからだ

そんな中、学校に行く準備を黙々と始める

そしていつも通りに朝ごはんを食べて、服に着替え、防寒対策をして出発する

「いってきます」

外に出てみると風が肌に突き刺さる冷たさであった

「ぅう……寒い」

いつもの様に凍えながらも学校に向かう

今日もだるいなぁ…そう思いながら授業を受けるが、ついに大嫌いな授業が始まってしまう

それは何かと言うと＂体育＂であった

体育では持久走を行う…つまり走らされるのである

Aは喉の痛みに耐えながら走るが、どんどん痛みは悪化していった

それでも足を止めるわけにもいかず、走り続けた

なんとか走りきり、そのまま次の授業に移るとすでに体はだるくて熱っぽくなっていた

「あぁー、これで熱出てたら忠義くんに怒られそう…」

そんなことを言いながらも授業を受け、やっと放課後になるが、今日はバイトがあった

「なんで体調悪いときに限ってバイトがあるの…」

そう呟きながらも1度家に帰る

「ただいまー」

勿論おかえりと言ってくれる人はいない

ひとり暮らしをしてると時々寂しくなるときがある

そして一応、熱を測ってみると

＂37.8°＂

「……っえ、こんな熱ないはず」

熱よりも体は動くため、Aは体温計が壊れてると思った

体調は絶好調ではないが、何とかバイトに向かってみる……