ゲーム・ストーリー第四話 ページ6
「…またゲームしてたの?これだからお兄ちゃんは…はぁ…」
俺の妹、朱音はなんだかんだいって、結局俺の世話を焼いてくれている。
ただ…俺のことをか・な・り嫌っている風にも読み取れる。
現実の俺は向こうの世界とは全然違う。自宅警備員とまではいかないが、結構家にこもっていることが多い。
「ねぇちょっと!聞いてんの⁉︎」
おっと、また自分の世界に入り込んでしまっていたようだ。
朱音が怒るとかなり迫力があるからな〜あはは…
「ご、ごめんごめん。んで、何の話だっけ?」
「だからーお兄ちゃんがやってるゲームのは・な・し!」
「あぁ、それがどうかしたのか?」
次の瞬間、俺は朱音の口から発せられた言葉に驚いた。
「あたしもやらせてくれない?同じ機械で2つのアカウントまで作れるんでしょ?」
「はぁっ⁉︎何言ってんだよ!」
「や・ら・せ・て!」
「うぅっ……わ、わかったよ…」
「…これでお兄ちゃんと同じゲームができる…ボソッ…」
「何か言ったか?」
「ううん、何も!」
我ながら朱音には勝てないな…
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作者名:mirainokabe x他1人 | 作成日時:2014年7月20日 17時