１５１、ギャラリー ページ1
次はギャラリーだと聞いている。
電車を乗り継いで行った先は、住宅街にある建物。一見ギャラリーには見えない。一軒家かカフェのよう。
入り口のドア前にたて看板が置かれており、そこにチラシが張られていた。
翔「Aちゃんは絶対気に入ると思うよ？」
入り口に導かれながら中に入る。入ってすぐに飾られてある絵を見て震えた。
A「これ…」
翔「うん。ホシノソータさんの作品展です」
「ビックリした？」と優しく微笑みながら翔くんが固まってる私を覗き込む。
A「…ビックリしすぎで…嬉しいのかな、自分の感情がわかんないよ」
フフフッと微笑みながら「実はね…」と翔くんの言葉は続いた。
翔「今日大野さんいるって。で、案内してくれるらしいよ？」
言葉の意味が理解できるまでに時間がかかる。しばらくしてやっと理解できたけど、直ぐに思ったことを口にした。
A「翔くん。帰ろう。ダメだよ。そんなことさせちゃ…」
翔くんの腕をぎゅっとつかむ。
翔「えっ！Aちゃん！それはダメだから。もう伝えてあるし、快く引き受けてくれたんだから！」
A「…だってそんな、私たちのために案内なんてしちゃだめだよ。他にお仕事だってあるでしょ。そっちをしてもらって」
入り口でごちゃごちゃと話をしていたからだろうか、ギャラリーにいたお客さんの視線がいくつかこちらに向いていて、恥ずかしくなった。
翔「ちょっと落ち着こうか。まず受付するからね。ちょっと待っててね」
そういって受付にいく翔くん。
目の前には大野さんの絵。赤と黒、それから白で描かれたうねりのような太い線が上から下まで全体を覆いつくす。
龍…
龍が空に昇ってる
そんなイメージだ。
そう…大野さんの絵はいつも想像をかきたてられる。
人物像でも物体でもそのモノとその周りに何があるか…とか何を見てるか…とか。物語を感じることもある。
この絵は、白が雲か、白と赤で夕焼け、朝焼けもイメージできる。黒は暗雲とも考えられる。どれもが雲でどれもが龍になりえるな…なんて想像が膨らましながら眺めていた。
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あい(プロフ) - まよゆりさん» まよゆりさん、潤くんのお話のときから！嬉しいです♪ありがとうございます。つながりもお兄さんの優しさも私の願望を爆発させてます。こんな風に助け合い支えあえる人たちがカップルで仲間になってたら最強ですよね。ホントうらやましい♪ (2019年5月18日 5時) (
レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
まよゆり(プロフ) - 潤くんのお話の時から、楽しく読ませてもらってます。それぞれのカップルが出てきて、お話の繋がりが嬉しいです。お兄さん達に大事にされてて羨ましいなぁ。 (2019年5月13日 7時) (レス) id: 9aaaf0ab1d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - せいこさん» せいこさん、ありがとうございます！主人公ちゃん、翔くんともに頑張りどきです。きっと二人なら野杜さんに負けずに立ち向かっていってくれるはず！今後もお付き合いください♪ (2019年4月27日 5時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
せいこ(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます。野杜さんになんか負けず、しっかり翔くんを捕まえていて欲しいですね。主人公ちゃんも、上を向いて前を見て頑張って！また、更新待ってます。 (2019年4月20日 18時) (レス) id: 40a9623dcc (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 黒衣ちゃん！ありがとうです♪ W萌え＆爆発(笑。そして私も「やだ」 からの翔くんガードの下り好きッス)そんな萌えまくり爆発中の黒衣ちゃんを こっそり覗きに行って楽しみたい。主人公ちゃんの背中押すとこも 観察したい(笑) (2019年4月6日 6時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい
| 作成日時：2019年3月30日 7時
