旅の行方と青色の隠し事 ページ35
〜NakamuSide〜
何時もの通り、皆で笑い合いながら険しい山道を行く。
始めは弾んでいた息も段々時間がたつにつれて重くなる。
流石に俺は言った。
なか「今日はここまでにしよ。」
ぶる「よっしゃ」
シャ「OK、今日は何処で寝る？」
きり「あそこでいいんじゃね」
きりやんが指をさした所には大きな洞穴があり、6人とテントなどは十分入れそうだ。
なか「じゃあ今日はあれの中で！」
シャ「了解、俺が結界はっとけばいいんだよね？」
スマ「頼む、俺疲れた...」
なか「今日で山の中腹まできたか...何日かかるんだろ」
果たしてこの山を超えるまでに俺たちの体力は本当に持つだろうか。
この山を超え、降りたその先は敵の国だ。
もうこんな風に一息はつけないが、その分研究員は入ってきにくくなる。
この山を超えて、あとはこの先の深い森を抜けた先に、俺らが待ち望んだ、
伝説の「もう一つの世界」に行くための転移ゲートがある。
そのゲートを開くのには、特別なクリスタルが必要なのだが...
シャ「大丈夫、心配すんなNakamu。クリスタル程度の魔力なら俺が出してやるよ。」
シャークんが自分の魔法の力でクリスタルを作る、と言ってくれた。
なか「本当に、無理すんなよ俺らのために...そしたらお前、魔法使えなくなるんだからな...」
シャ「大丈夫、元々魔法なんて消すつもりだった、なんて奴もいたぐらいだから、な。」
そう言うとぶるっくは苦笑い。
ぶる「魔法を無くして、復讐したってことにしようとしてたんだ...」
なか「ぶるっく、大丈夫だよもう使えるようになったんだから！」
ぶる「そう？あはっ…Nakamuに言われるなんて思ってなかった」
なか「っ！？おいっｗ」
きり「うるさいぞ、そこの3人！眠いんだから寝かせろよお...」
なか「あぁごめんごめん！」
横を見るとスマイルは既に静かな寝息を立てていた。
でも、その隣にいたきんときは何故か何も喋らず俺らを避けるように反対の方向を向いていて。
なか「…きんとき？どうしたの...？」
俺が心配して声をかけると、彼は少し慌てて言った。
きん「え？…あぁ、気にしないで。ちょっと考え事してた。」
なか「そう…」
このとき俺はこうは言ったがわかっていた。
きんときが何か抱えていることに。
でも、中々言い出せなくて。
これが後に取り返しのつかないことにつながるとは、知らずに。
なか「お休み、みんな。」
星が綺麗に見える中、俺も布団に包まって静かに目を閉じた。
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らっきー(プロフ) - ちょっと修正を入れました (2019年5月5日 5時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» 学級閉鎖おめでとう( ;∀;) (2019年1月30日 4時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - 元気じゃない！弟の方がなぜか元気だよ！咳がヤバい、喉痛い (2019年1月23日 14時) (レス) id: 0c8dec5eed (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» うん…知ってた…。ってか元気だね (2019年1月23日 3時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - らっきーさん！お知らせだ！私インフルA(多分弟のせい)psメモは友達に言うから友達に渡してくれ (2019年1月22日 16時) (レス) id: fb1e724205 (このIDを非表示/違反報告)
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