氷と炎 ページ11
〜シャークんSide〜
ぶるっくが出て行ってからそろそろ2日が立つ。
流石に心配だ。
シャ「ぶるっく...」
小さく、呟く。
その時だった。
なか「うう…」
きん「Nakamuっ！」
Nakamuが目覚めたようで、ゆっくり身体を起こした。
なか「あれ？俺...」
なか「きん、とき？シャケ？どうしたの...？」
そのあどけない口調に、少し溜息が出てしまいそうになりながらも、俺は事情を説明する。
するとNakamuは口を噤んで下を向いてしまった。
責任を、感じているようで。
きん「Nakamu...？一人で背負わなくていいんだよ？」
……
Nakamuはその言葉には答えず、俺に一言だけ聞いてきた。
なか「Brooockは？何処に居るの？」
その答えを探すため、俺は紋章の上に手をかざし呪文を唱える。
俺の頭の中に。
Brooockが見たものが高速で流れていく。
森を抜け...町に入り...ビルの地下か？
シャ「…焼かれた森を抜けたあと、港町に入った、その町の2番目に高い灰色のビルの地下にいる。
きん「そんなとこに居たら...」
俺も同じことを考えていた、この森は国境。
港町と言ったら、敵国だ。
なか「行ってくる」
Nakamuはそれだけいいのこすと、まだ完全に回復していないはずの体を立たせ走って行った。
きん「待てよっ！」
〜BroooockSide〜
ぶる「はぁ、はぁ...」
誰もいない地下室に、僕の白い息切れの吐息の音が静かに木霊する。
もう、戻りたくない、戻れない。
僕は、もうあの6人の中には、今までどおりいることはできない。
そんなことを考えながら。
ぶる「僕なんて...いないほうが良かったんだ...」
なか「そんなこと、ないよ。」
ぶる「誰？！」
階段の方を見やると、見慣れたパンダパーカーの青年が僕の目に映る。
なか「ぶるっくがあの時、俺を助けてくれたんじゃない？」
ぶる「でも...僕がやったのは...」
決して助けたとは言えない。
傷つけてしまった。
Nakamuが僕に歩み寄る。
なか「一緒に戻ろう？ね、グレン…」
止めて。
僕をその名前で、呼ばないで。
親を殺して。
家を焼いて。
宛てもなく闇市を彷徨って。
出会ったのが、Nakamuと、
僕は、本当は...
本当は両親が大好きだったんだ。
でもそれを隠してた。
でも、君は...
「君の名前は？」 「君はグレン。炎の一族の子じゃないか。」
Nakamuの言葉と、思い出の中の言葉が重なった。
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らっきー(プロフ) - ちょっと修正を入れました (2019年5月5日 5時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» 学級閉鎖おめでとう( ;∀;) (2019年1月30日 4時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - 元気じゃない！弟の方がなぜか元気だよ！咳がヤバい、喉痛い (2019年1月23日 14時) (レス) id: 0c8dec5eed (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» うん…知ってた…。ってか元気だね (2019年1月23日 3時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - らっきーさん！お知らせだ！私インフルA(多分弟のせい)psメモは友達に言うから友達に渡してくれ (2019年1月22日 16時) (レス) id: fb1e724205 (このIDを非表示/違反報告)
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