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彼らの旅の日常 ページ3

〜NoSide〜

なか「ねえ見てきんとき!綺麗…!」

人気の少ない森の上、Nakamuは遠くで光る花火に見とれていた。

きん「俺見れない...w」

青色のジャージを着たきんときは、森の葉の下から溜息をつく。

スマ「おい、そろそろ交代...俺の魔力が限界だ...」

上の明るさとは対照的に、暗い森の中では黒いローブをまとったスマイルがつらそうに手を震わせている。

上位魔法の重力操作で持ち上げられたNakamuの体は、弱々しく下降しながら森の葉の中に突っ込んだ。

なか「あー!良いとこだったのに...」

きり「そろそろいいだろ、スマイルが死ぬぞw」

スマイルの真逆をわざと狙ったような白ローブの金髪の青年が笑って言う。

スマ「ちょ、冗談じゃなく!」

シャ「全く、スマイルの魔力は弱すぎんだよな...俺がやろっか?」

それを見ていたシャークんが、少し溜息を交えて、手を上げた。

きり「次俺〜!」

シャ「えーきりやん重い...」

きり「余裕って言っただろ?」

シャ「余裕とは言ってないw」

すると彼の手の甲の緑色の紋章が妖しく光る。

シャークんの目も光り、彼が手を上げるにつれてきりやんの体は段々と持ち上がっていく。

きん「おー!流石シャケ!」

シャ「余裕だったわw」

実は人を空間魔法で持ち上げるのは大抵の人がこんな風に簡単にできる技ではない。

そう、子どもながら彼らの魔力はとても強かったのだ。

だからこそ、彼らを狙う敵は様々な場所から彼らに襲い掛かる。

だからこんな人気の少ない森の中から町の花火を見ているのだ。

きり「綺麗...」

黄色の彼は上で花火に見とれているが、それとはまた対照的に赤と黒のジャージを着た少年は
盛りの下で寝ていた。

きん「てかBrooock寝てる」

なか「で、何で俺らこんな場所から花火見てんの...」

Nakamuの質問はBrooock以外の全員の返答にかき消される。

WT「捕まるから」

その時、葉が擦れる音と物音。

皆が一瞬で反応した。

きり「スマイル!」

スマ「間違いない、敵だっ!」

スマイルの眼は、彼が使った透視の魔法で紫色に光っている。

シャ「ざっと10人か...」

同じく透視が使えるシャークんが、皆に言う。

シャ「俺ときりやんで止める!」

きり「了解!」

その瞬間、きりやんの腕が動いた。

その足元で白い光を放つ魔法陣。

きり「俺らの時間を邪魔すんな」

高く掲げられる杖とともに、きりやんは呪文を唱える。

「「アイネ・エクスプロージョン!」」

白魔法の光が、森全体を包んだ。

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らっきー(プロフ) - ちょっと修正を入れました (2019年5月5日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» 学級閉鎖おめでとう( ;∀;) (2019年1月30日 4時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - 元気じゃない!弟の方がなぜか元気だよ!咳がヤバい、喉痛い (2019年1月23日 14時) (レス) id: 0c8dec5eed (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» うん…知ってた…。ってか元気だね (2019年1月23日 3時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - らっきーさん!お知らせだ!私インフルA(多分弟のせい)psメモは友達に言うから友達に渡してくれ (2019年1月22日 16時) (レス) id: fb1e724205 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らっきー | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年11月26日 15時

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