妬む必要など、無い。 ページ34
〜きりやんSide〜
一人はナイフを持って、一人は炎を纏った拳を握って。
俺に突進してきた。
きり「ごめん2人共、今は耐えてっ！」
俺は胸に手を当てると、俺の中に宿るスマイルの精神に語る様に言った。
きっと彼奴も同じことを俺に伝えたかったのだろう。2人の声が重なった気がする。
きり＆スマ「行くぞ！」
人はこれを電光石火と呼ぶのだろうか。俺はぶるーくの前に立つと、右手を彼に翳した。
きり＆スマ「「パパライズ」」
そういえば、いつ麻痺魔法なんて使えるようになったのだろう。自分の紋章が戻った腕を一瞬見ると、彼奴のちょっと頬を赤らめたどや顔が、見えた気がした。
眠らせても苦しめるだけなら、体を拘束させれば...！
きん「凄い...」
唖然としているきんときを尻目に、Nakamuはぶるーくの元に走り寄り、殺気立つ瞳を脅えずにまっすぐ見つめると、叫んだ。
なか「ぶるっく！ぶるっく聞こえる？！お前にまだこの声が聞こえてたら、この瓶に入ってる薬を
飲むんだっ！早く...」
次に俺はクリスタルを持っている男に、直進。紋章の上に左手を重ねると、叫んだ。
ぶる「うあ...聞こえ、てるよ、なかむ...ご、めん...」
すると彼はNakamuに苦しそうに手を伸ばす。
きり「消えろ…」
きり＆スマ「「ホワイト・バースト！！」」
なか「はい...」
ぶる「「ブロク、テクス...」」
それは体内に魔法や薬などを取り込むときに使う呪文だった。
ホワイト・バースト。その魔法の威力で赤いクリスタルは、粉々に消し飛んだ。
「馬鹿な...そんな…」
スマ『お前は引っ込んで』
男に向かって、俺の意思じゃない。スマイルの意思で発動した魔法は、男を檻の中に閉じ込めてしまった。
なか「ぶるっく？！」
Nakamuのその声に振り向くと、ぶるーくはNakamuにその身体を預け、
すっかり眠ってしまっていた。
なか「何だよ...心配したじゃんかああああ！」
Nakamuの叫びには、安心して泣きが入っていた。
スマ『あいかわらずだな』
きり「うん...」
クリスタルが壊れた事で、シャケも正気を取り戻す筈。
俺は立ち尽くしているという感じのシャケに駆け寄ると、肩を掴み揺らした。
きり「シャケ、大丈夫〜？もう彼奴は檻に閉じ込めた」
すると彼の身体はがくっと崩れ落ち、地面に倒れこんだ。
あ〜あ。またかよ...。
これで、やっとすべてが終わった。
と、思ったのだ。
でも、欲張りな作者は未だ物足りないようで。
…
ぶる「ごめんね、皆。」
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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