影の意味 ページ33
〜きりやんSide〜
俺が腕を上げると、次の瞬間凄い光が辺り一面に迸る。
きん「うわっ…」
元に戻った、俺の隣に立っていたのはスマイルの姿だった。
スマ「これで、文句は無いだろ？俺は...元々消えるつもりだったんだ、でもこれでいいと思ってる。」
きり「でも...そしたらお前はもう...自分の意思で動けなくなる！」
スマ「…いいんだよ、これで。」
2人の話の意味が、何となく分かった気がした。
そっか。
片方が行って、片方が消えるなら、二人で一人なら。
本当に一人に成ってしまえば良い。素直で馬鹿みたいな話。
そんな事を考えているうちNakamuが、俺の肩に手を置き、言った。
なか「ごめんね。きんとき...俺がお前の身体がまだ不完全だって、早く気づいていればよかったのに...」
正直、驚いた。今回は俺の完全な身勝手だ。なのに...
きん「は...はは...Nakamuは何時も責任負いすぎなんだよ...シャケもぶるーくもそうだけど特に。お前はもう役目を、リーダーとしての役目はとっくに果たしてるから！後は俺らに任せて、俺らについてきてよ。お前は、追われる必要なんて無かったんだよ？そもそも...」
なか「きんとき...」
スマ「俺もそう思う。」
彼は俺の瞳を真っ直ぐ見つめると、にっこり笑った。
なか「ありがと。でもまだ頑張ってみる。」
すると彼は振り向き、スマイルに向かって口を開く。
なか「本当に、いいんだね？」
2人は力強く頷いた。
「仲直りは出来たか？」
次の瞬間、聞こえて来た声に一気に空気が張り詰めた。
そして気づかされる。そうだ、まだ救えていない2人が居るという事を。
その二人は苦しそうに起き上がり、地面に両腕をついていた。
きん「きりやん、スマイル...あのクリスタルを取り返して。シャケとぶるーくはあれがある限り無力化しても意味がないんだ！」
きり＆スマ「りょーかい！」
なか「きんとき、これ。」
Nakamuは俺に、白色の薬瓶を渡した。
きん「これは...」
なか「来る途中で、親切な人たちに会ってね。協力してくれる代りに、ゲートを通らせてくれっていうんだ。で、これが貰ったもの。魔法薬の、解毒剤だよ。」
これが...
俺は差し出された薬瓶を見つめる。
これで、あの2人を救ってあげられる！
「話は終わったか？」
その言葉に、シャケとぶるっくの身体が動く。
戦闘開始の、合図だ。
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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