決別 ページ8
〜きりやんSide〜
きり「勝手だよ。」
スマ「え？」
きり「今更？…。何の偶然か知らないけど、あの日から今日で丁度6年だよ？お前...お前にその6年間の...俺の苦痛が、分かるのか？」
俺の...俺の怒り、いや悲しみは頂点に達していた。
親友に、裏切られたのだから。
きり「そもそもお前...お前、俺の紋章奪えるほどの魔力、何処に隠してたんだよ？何か…まだ隠してることが在るのか？在るんだったら言って、お願い...」
俺は怒っている筈なのに、気づけば彼に縋りついていた。
でも、彼はその手を払い除け、暗い顔で言った。
スマ「…今は、教えられない。」
すると彼は、俺と一緒に行くはずなのに、俺に背を向けた。俺は驚いて聞く。
きり「え？！どこいくんだよ、スマイル！」
スマ「…俺は、お前を裏切った、皆を裏切った。その…責任を、取らなきゃ、行けないから。」
きり「え...責任って...待って、待てスマイルっ！」
俺は咄嗟に叫び、彼に手を伸ばす。
だが、彼の姿は俺の手が届くより一瞬早く、俺の前から完全に消えてしまった。
きり「スマイル...」
虚しく空を掴んだ俺の手は、後悔と共に下げられる。
俺は...一体...
〜シャークんSide〜
きん「スマイルはさ、実は俺たちが行こうとしてる次の世界…彼奴は『アウトランド』って呼んでたけど。そこで強大な力を振るいすぎて、追放になった、この世界とは実は別の住人。」
きんときは驚くべきことを何故か知っていて、俺が驚くのも無視しゃあしゃあと告げる。
シャ「一寸待てよ！じゃあ…俺らの目指してたその『アウトランド』は、本当に魔法が無い世界なんだよな？！」
きん「ああ、だけど...其の世界はこっちと繋がっててね。こっちの魔法はあっちにも引き継がれる。でもあっちの住人は基本的に魔法は無いから、ちょっと変な扱いされるかもしれないけど追われることは絶対にないよ。」
シャ「なら...いいんだけど。」
「話を戻すよ。」と言ってきんときは続けた。
きん「スマイルは向こうで暴れた罰で、伝説と言われていたが、実は裏で本当に代々継がれている...」
「光族の影、つまりきりやんの影として双子で生まれた。」
シャ「伝説は、本当に在ったんだな。」
きん「ああ...スマイルは前世っていうか追放前の記憶を持って、な。」
シャ「そんな術が、向こうの世界にあるのか？」
何となく、向こうの世界のことが気になって聞く。
すると青色のジャージの彼は、「わかんねえ」とでも言うように首を横に振った。
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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