潜水 - 8 ページ8
部屋の前に着き扉をコンコンと二度ノックする。
室内から「入れ。」と声が聞こえ扉を開いて中に足を踏み入れる
ベットで寝転がる人物の横に荷物を起き、観察記録の手帳を放り投げる。
向かいのベットに腰を下ろして腕に付けた時計を外しながら髪を解いていると、ベットから起き上がり私が置いた手帳に目を通し始める。
『あまり情報は得られませんでした。
特に代わりもなく私にはただの小学生に見えますけど…一体この子は何者なんですか。降谷さん』
パタンと手帳を閉じて私に突き出す
そんな手帳を受け取りジッと降谷さんの目を見つめた。
降「お前が気にする必要は無い。」
『人をこき使っておいて?
随分勝手なお人だ』
降「……よく言うよ。君も同じようなものだろうA」
『降谷さんには負けますよ』
降「随分大口を叩けるようになったな」
『…………監視対象もこのホテルに来ています。』
知らない情報だった為か目を見開き顎に手を置き考え出す。
そんな中、カバンからタブレットを取り出しロックを解除しマップを広げ画面を1度タップする
赤いマークと青のマークが点滅し、その青マークをもう一度押すと江戸川コナンの情報がズラリとタブレット一面に広がる
『これは江戸川くんに付けた盗聴器の位置です。
今回の私の目的はパシフィック・ブイの監査及び保護…降谷さんの仕事の邪魔にならないよう監視は続けるつもりです。』
降「……それで頼む。なにか変化があればすぐに報告してくれ」
『了解』
部屋を出ていく降谷さんを見送りイヤホンを耳に差す。
ジジっとノイズ音が聞こえ、音が徐々に鮮明へと変わっていく。
ガチャっと扉の開く音が聞こえ江戸川くんが部屋に入った事が分かった。
女の人の声と江戸川くんの声が聞こえ耳を澄ます
「白鳥警部が? 見間違えじゃないの?」
「ううん?確かに白鳥警部だったよ」
「ふぅん…何かしらね」
白鳥警部が居ることを知ってる…
存在は知っているだろうと思っていたが、あの時エントランスで出会ったのかもしれない…
手帳に会話をメモしつつ常に耳に集中する。
すると急に風の音が聞こえ始め、バルコニーに出たのだと分かる。
声のトーンと合間を見ると電話をしているのだろう。
同じ部屋の人物に聞かれたらまずい事、か…
相手は一体…
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みらい@マサイ(プロフ) - めいこさん» コメントありがとうございます!(小説見て書いてるとか言えない…)少しはオリジナルも入れてますが…笑 ゆっくり更新していきます!ノ (2023年4月23日 11時) (レス) id: 2f0572d427 (このIDを非表示/違反報告)
みらい@マサイ(プロフ) - ここあらてさん» わぁ!ありがとうございますぼちぼちで頑張ります!笑 (2023年4月23日 11時) (レス) @page16 id: 2f0572d427 (このIDを非表示/違反報告)
めいこ(プロフ) - コメント失礼します!作品とても面白くて好きです。ストーリーはだけでなく映画のセリフを記憶力だけでここまで鮮明にかける能力もすごいです。応援してます! (2023年4月22日 21時) (レス) id: f77f3bbdac (このIDを非表示/違反報告)
ここあらて(プロフ) - コメント失礼します!!毎日楽しみに見てます!更新頑張ってください! (2023年4月22日 12時) (レス) @page14 id: 4a7b61da2b (このIDを非表示/違反報告)
みらい@マサイ(プロフ) - カルーアさん» ファンッ🥺💕 映画良かったので是非見に行ってほしい!!✨️ (2023年4月21日 7時) (レス) id: 2f0572d427 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2023年4月18日 18時