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8話 - 同期 ページ8

降「A。お風呂に入って服着替えてきて」


『それって命「命令。」わ、分かりました。』




渡した服を受け取り教えた風呂場へと向かうAを見送って、僕はアイツらに連絡を入れた。
僕と同じ、ずっとAを探していた……アイツらに。

ずっとメッセージでやり取りして、何の進展も無いまま今に至る
そんなメッセージの画面が今日、更新される。




降「〈今日、Aを見つけた。〉」




僕がメッセを送ったものの数秒でメッセージが返された。
それ程までにAの消息を皆が求めていた
生きているのかすら分からないこの状況で、情報共有できる唯一の場所。
僕達公安の力を使ってでも見つけ出せなかった為か生きている事すら駆け引きだった。




松「〈Aを見たって!何処で!!〉」

諸「〈ちょっ、ちょっと待ってよ。零今日潜入捜査だったろ?!〉」

萩「〈Aは無事なんだよな!?怪我は?!〉」

伊「〈おいお前ら、少し落ち着け。降谷、詳細頼む〉」

降「〈うん。実は────────〉」




僕は今日起きた出来事を端から端まで全て伝えた。
Aが闇オークションに商品として出品されていた事、記憶を無くしている事も全て。

僕が話し終わり、反応のないメッセージ画面を眺め指を動かした。




降「〈今は僕が預かる事になっている。今後はどうなるか分からないが、もし会いに来るなら明日にしてくれ。
今日は遠慮して欲しい。〉」




それだけメッセージを送りスマホの画面を伏せた。
両手で顔を抑え天井を見上げる
揺れる視界に息を吐く




降「A…………」


ハ「クゥ…」




Aの名前を呟くと足元でハロの鳴き声が聞こえ視線を下ろす。
「大丈夫だ」と言葉を放ちハロの頭を撫でた。
嬉しそうに尻尾を振るハロを見て、歪んだ視界が鮮明に変えられた。

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設定タグ:名探偵コナン , 警察学校組 , アニメ   
作品ジャンル:恋愛
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降谷の嫁。。(プロフ) - えー (2023年1月12日 11時) (レス) @page16 id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
赤井秀一(プロフ) - 実に面白い。。降谷くんがんばれ! (2023年1月10日 11時) (レス) id: 4c06de93fc (このIDを非表示/違反報告)
降谷の嫁。。(プロフ) - みらい@マサイさん» 組織にいたのはヒロの妹だったも素晴らしい作品ですよ! (2023年1月5日 23時) (レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
みらい@マサイ(プロフ) - 降谷の嫁。。さん» 嫁ちゃんだ…!やっと私の元に🥹 勝手に嫁ちゃんがコメントしてる作品は人気作品と認証してます…。 好き言って貰えて感激です🥲💕︎ (2023年1月5日 20時) (レス) id: 2f0572d427 (このIDを非表示/違反報告)
降谷の嫁。。(プロフ) - みらいちゃんの作品好きだわ^_^ (2023年1月5日 18時) (レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212  
作成日時:2023年1月5日 15時

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