3話 - 解放 ページ3
降「待て…!!!」
無理に鎖を引かれ首輪に手を添えて足を進めるA。
僕はそんな2人を無我夢中を追いかけた
どんどん複雑に入り交じる通路に思わず舌打ちが出るも、
ショルダーホルスターから拳銃を取り出し立ち止まり拳銃を構える。
下手するとAに当たる……
でもここでAを逃がすともう会えないような気がして…
それならばと、気持ちを込め一点に集中する。
狙うは司会者の足腱。
降「誰が逃がすかよ…ッ!!」
ドンッッ!!と銃口から銃弾が飛び出、1ミリの狂いもなく司会者の足腱へとヒットした。
グラっと床に倒れ込む2人に近づき司会者の手から鎖を奪い返す
銃口を頭に押し当て膝で肩の関節を強く押し込んだ
降「お前がここの首謀者だな……永瀬」
「ッッ…!そ!そうだ!!頼む俺を逃がしてくれ!!見逃してくれたらその女をお前にくれてやる!!
3億払うほどの価値なんだろ!?なあ!!!!」
降「黙れ!!お前のやっていることは法に反する!見逃す?くれてやる?ふざけるな!!僕はお前を絶対に許さない、絶対にだ!!!」
拳銃の押し当てる力が強くなる
ギリギリと食い込む膝に引き金を引きそうになるも必死に抑え込む
「っ…!!ナンバー1899!!こいつを押し倒せ!!!」
『っ……ッ!!』
「ックソ!さっさとしろ!!使えねぇグズだな!!拾ってやった恩を忘れるなよ!!!」
『ヒッ…!ご、ごめッ、ごめんなさッッ…ごめんなさいッ…ッ!!』
Aの怯え、瞳から涙を流す姿にプツリ何かが切れる音が聞こえ、気が付くと僕の指は引き金を引いていた。
風「降谷さんこちらは全員確保しまし……ふ、降谷さん!」
風見の声が聞こえハッと我に返る。
目の前では気絶している首謀者、永瀬が居り僕の手をAが掴んでいた。
銃口は床に向けられ、床には銃口の痕が残っていた。
降「ッ、ハッ…ハァッ……ハッ、ハァ…………スーー、フー……問題ない。気絶しているだけだ。」
風「降谷さんにお怪我は…!それにその女性は……」
降「僕は問題ない。彼女もだ……風見、すまないが永瀬を任せるぞ」
風「えっ、は、はい!降谷さんはどちらに…」
降「……オークション対象者の居場所を彼女から聞き出す。他にもいるかも知れない」
風「っ、了解しました!」
僕の手を掴むAの手を掴み舞台の方へと足を進める
そんな彼女の手は、先程怯えて震えて居たはずだったのに、通常に戻っていた。
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降谷の嫁。。(プロフ) - えー (2023年1月12日 11時) (レス) @page16 id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
赤井秀一(プロフ) - 実に面白い。。降谷くんがんばれ! (2023年1月10日 11時) (レス) id: 4c06de93fc (このIDを非表示/違反報告)
降谷の嫁。。(プロフ) - みらい@マサイさん» 組織にいたのはヒロの妹だったも素晴らしい作品ですよ! (2023年1月5日 23時) (レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
みらい@マサイ(プロフ) - 降谷の嫁。。さん» 嫁ちゃんだ…!やっと私の元に🥹 勝手に嫁ちゃんがコメントしてる作品は人気作品と認証してます…。 好き言って貰えて感激です🥲💕︎ (2023年1月5日 20時) (レス) id: 2f0572d427 (このIDを非表示/違反報告)
降谷の嫁。。(プロフ) - みらいちゃんの作品好きだわ^_^ (2023年1月5日 18時) (レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2023年1月5日 15時