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2話 - 知らない人 ページ2

『ひっッッ、…はっ…離し…ッ、やめっ……やめてよッ!!』

「ッ…!」





知らない人に抱き締められてぶわっと全身に鳥肌が立った。
全部の力を使って押し返してシーツを握りしめて身体を撫でる


ご主人以外の人に触られた…っ
どうしよ、穢れちゃった……綺麗にしなきゃいけないのに…


身体をきゅっと丸め目の前が揺れグラグラと揺れ出す

そもそもこの人は誰?
なんでご主人と私だけの部屋に居るの?
ご主人早く帰ってきて……ッ!





「………A…」

『ひっ…!いやッ!やめてッ!触らないで…!』





手私の方に伸ばされその手を私は払い除けた
払い除けられた知らない人は吃驚とした表情を私に向けてくる。
だが、私はそれ所ではなく溜まっていた涙がポロポロと零れ始め頭がクラクラと揺れ出す

考えが上手く纏まらず呼吸も荒くなり始める。





『やッ……はっ…ぁ、はッ………や……ッ………やだぁ…ッ、ぅっ……はッ…ぁ……ッ、ッ…ぅ……ッ』





上手く呼吸が出来ない
辛い、やだ…ッ……苦しいっ……助けて…っ





『ッは…は……はッ………ぅ"ぅッ……ズッ…ぅッ…』





胸がぎゅーっと締め付けられて目の前がゆっくりと暗くなり、落ちかけたその時。再び身体を抱き締められ頭を撫でられた
その瞬間プツリと意識が途切れて私は意識を手放した。

なんでだろう。
無駄にさっきの人の撫でる手が……随分と懐かしく感じた。

3話 - 偶然による再会→←1話 - 好きな手



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ネコ枕 - 景光落ち最高です..話も面白くてすごい好きです!! (1月14日 2時) (レス) @page47 id: eb7a4a6b55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212  
作成日時:2023年12月6日 19時

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