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『決行は月明け。3日後0時丁度ここへ来て。貴方と私が喉から手が出る程欲しい薬の場所へ案内する。
信用がないなら来なくて構わない。それを判断するのは江戸川くん次第』
コ「もし……行かなかったら?」
『その時は私1人でも行くさ。上手くいく保証もない。君が大事な物を守りたい気持ちと同じように私にも守りたい物がある。
それを守る為に努力するかしないかだ』
コ「……お前が言う、守りたい物ってなんなんだ。」
『………両親が残してくれた店と、私の大好きな人だよ』
コ「っ……分かった。」
『それじゃあ、また3日後。全て失ってもいい覚悟で来なよ。責任は取れないから。』
机の上の資料を集めカバンの中へ入れる
その時に見えた札束を取り出し机の上へと置いた。
『そうだ。これ毛利探偵への前払金……それと、私の事を調べようと今の会話を通話で通しているみたいだけど無駄だからね。
電話の相手が誰か……まあ灰原、宮野志保だろうけど
死にたくないなら私に関わらない事だよ。』
手のひらをひらりと翻し扉を開ける
暖かい部屋とは真逆で、冷たい風が頬を撫でる。
零……絶対に元の姿で零の所に帰るから。
だから、零は安心して仕事に集中して………。
大丈夫……。
きっと必ず………
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まみこ(プロフ) - 完結おめでとう〜!!あれ、私みらいさんの作品にコメントすんの何作目だろw (2022年12月11日 0時) (レス) @page42 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2022年6月4日 16時