幸せ?不幸? ページ30
「高木さん今日はありがとうございました!」
高「こちらこそありがとう。僕の勝手な思いで連れ回してごめんね」
「いえいえ!楽しかったので無問題です!」
高「…………Aさえ良ければまた会ってくれないかな。僕の奥さんもAに会いたいそうなんだ。」
「私こそ是非!連絡先交換しませんか?」
高「そうだね。また時間が取れたら連絡するよ。」
高木さんと連絡先を交換し、私達はその場で別れた。
見送ってくれるって言われたけど、後が怖かったから遠慮しておいた。
そしてその帰り道、私はコナンくんに電話を掛けた。
1,2コールで電話に出たと思って話しかけたら電話の向う側で誰かと話している声が聞こえてきた。
「コナンくん、ちょっと聞きたい事が「いつまで隠すつもりなの。安室さん」…え?コナンくん?」
安室さんと呼ばれ反応するも返事は来ない。
多分だけれど、ポケットか手で持っていたスマホに触れて出てしまったんだなと思い電話を切ろうとした。
けれど、予想外の会話に指が止まる。
零「これからもずっと隠しておくつもりだ。言うつもりもない。」
コ「別に俺も話す必要はないと思ってる。でもケジメは必要なんじゃねーの?」
零「……Aが誰の子だったとしても今は僕の子に変わりない。」
コ「これからずっとAに存在を教えないつもり?知る権利はAにもある。」
零「知った所であの子の為になるのか?僕が本当の父親じゃない。Aの父親は伊達航だ。そしてもう居なくなった人だって?
Aが知って悲しむだけの情報をAに話して何になる。」
コ「でもいつかは知る日が来る。」
零「でもそれは今じゃない」
まるで、パズルの1ピースがパチッとハマっていくような感覚に陥る。
携帯を持っている手が震える。
私は、無意識に電話を切っていた。
私は、ずっとお父さんだと思っていた人に嘘をつかれていたんだ。
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
訳の分からない感情に涙が零れる。
次々と溢れる涙に私はその場から動けなかった────
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結衣ちゃん(プロフ) - うわぁ!めっちゃ続き見たい! (2022年5月31日 17時) (レス) @page33 id: 8f9c69d68a (このIDを非表示/違反報告)
あ - 今日初めて読んでみて「ん?」と思ったのは最初女の子が「小学校に通っていない」部分です。小学校は義務教育なので、「親の都合で行かせない」のは義務違反、いくら降谷さんでも催促状とかきますよ。ただの小説、二次創作でもそこはちょっと気になりました。 (2022年5月31日 17時) (レス) @page4 id: ee868f894e (このIDを非表示/違反報告)
みらい@マサイ(プロフ) - 紅祐さん» いつか飛び立つかしら…。よし、全訂正します。ありがとう😂 (2022年5月21日 6時) (レス) id: 2f0572d427 (このIDを非表示/違反報告)
紅祐(プロフ) - ポアロがアポロになってます!指摘してごめんなさい!ロケットを思い浮かべてしまいました笑笑 更新頑張ってください (2022年5月20日 23時) (レス) @page3 id: feead6792f (このIDを非表示/違反報告)
結衣ちゃん(プロフ) - 読ませていただきました!安室さんの子供じゃなくて伊達さんの子供って言うのがまたいいですね!なんか警察学校組が大好きだから嬉しい(松田刑事推しです!)更新楽しみにしています! (2022年5月20日 17時) (レス) @page19 id: 6158c47f1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2022年5月11日 21時