検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:16,863 hit

鬼斬 ページ3



__


グチャッ…グシャ…

「ククッ…やはり稀血は旨いナァ」

辺りに飛び散った真っ赤な鮮血に、鼻にこびりつく腐敗した人間の異臭、趣味の悪い悦に浸ったような声。
嫌な過去を思い出して胸糞が悪い。

それに何奴も此奴も鬼と云うのは愚図だ。

間合いに入られてなにも気づかないだなんて。

『おい。』

「なんだお前!!鬼狩ッr…ぃ」



スゥゥ…

【雪の呼吸…氷蓮雪月花の舞 ・ 碧】

『鬼狩りだけど何?死んだから関係ないだろ。』

まぁそれももう聞こえてないか。
それよりも…雪兎丸(脇差)に血が着いた。気持ち悪。超不快。

___ビュンっ
思いっきり雪兎丸を振り上げて血を跳ね飛ばす


「カァカァ…伝令デスヨ!Aサマ!」

上空で孤を書くように旋回すると、腕に僕のお付きの鎹鴉が留まる。

『お疲れ様、(ともえ)…』

この子は鎹鴉の巴御前(ともえごぜん)
愛称は巴。
鎹鴉の中でも極めて優秀な子である。

因みに性別は女の子だ。


その(ともえ)を人撫でして報告を促すと、それを察したのかすぐに「御館様ヨリ、鬼殺隊本部ニ馳セ参ズルヨウニトノコト!」と答えてくれた。

『成程、直ちに参るとお伝えしてくれ。』

「了解ヨ〜!」
飛び立つ巴を見上げながら物思いに耽る。
本部に報告もせず、鬼を狩りに東奔西走なんのその。
最後に報告しに行ったのは…何時だったろうか?

半年前だったか、下手すれば1年ぐらいだったか。
屋敷になんてもっとだ。お手伝いさんに家の事を丸投げだ。




『あぁ…これなお咎めになるな。』




重い足を引きづり、御館様の元へ向かった。

面倒事→←序章



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , 原作沿い?   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます!コメント返信遅くなってしまって申し訳ないです!!これからも頑張って更新させていただきますね! (2021年9月15日 21時) (レス) id: d1870f2c27 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして!とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年9月9日 21時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年1月6日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。