蝶屋敷:立入り ページ18
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あの155、6cm程の小柄な身長に細身な体躯で、技をそこまで練り上げたという事実にとても驚いてしまった。
侮っていた訳ではないけれど…柱になるということが如何に簡単では無いか言葉で表すには語彙が見つからない。
「てか!お前そんなに話せる元気があるなら自分で歩けよな…」
「すみません…ほんともう身体中痛くて…」
迷惑をかけている自覚はあるんです…申し訳ない。
「お爺さんかよ…」
そんな話を続けていると庭に着いた
庭には人の影があり、近づいていくと女の子が立っていた。
「あっ、いる、人いる!」
「あれは、えーーっと、そうだ“継子”の方だ!
お名前…」
「ツグコ?
ツグコって、なんです…か…」
ふわりと舞う蝶々と戯れる少女に目が奪われる
少女をよく見てみると最終選別に残っていた子だった!
確かその時も蝶々と戯れていたような気がする…
「栗花落カナヲ様だ」
「継子ってのは柱が育てる隊士だよ
相当才能があって優秀じゃないと選ばれない」
「女の子なのにすげぇよなぁ」
俺がすこしボケッとしてる時に、分かりやすく簡潔にまとめて話してくれた。
おかげで引き戻された感覚だったし、知らなかったことも理解出来た!
「胡蝶様の申し付けにより参りました
お屋敷に上がってもよろしいですか?」
隠の一人がそう言付けながら頭を下げるも、女の子“栗花落カナヲ”は笑みを絶やさず何も返してはこない。
あまりにも異様な雰囲気に、隠の人達は困惑が隠せていなかった。
「よろし…い?」
「よろしいですかね?
あの…え__」
「どなたですか!!」
間髪入れずに大きな声が響いてくる
それに驚いていると隠の人達は酷く慌てた様子で説明を始める。
「いえっあのっ」
「胡蝶様に……」
「隠の方ですか?怪我人ですね、こちらへどうぞ」
そう一言済ませるとキビキビとした無駄のない動きで、そさくさと早足で屋敷に向かい始めた
追いかけていく隠の人達の背に乗ったまま、カナヲが静かな佇まいでこちらを眺めていた。
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昨日の無限列車良かったですね〜!
映画館で見た時とはまた違ってほんとに良かったです…
そして煉獄さん生存if確定案件ですね
せめてこの小説では生きてもらいたいのです…
一応原作通りにやっていきたいなぁとは思っては居るんですが、閑話を入れたりして見ていて一息つける話も挟んで行こうかなぁって考えてます!
それではまた!応援よろしくお願いします!
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渦(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます!コメント返信遅くなってしまって申し訳ないです!!これからも頑張って更新させていただきますね! (2021年9月15日 21時) (レス) id: d1870f2c27 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして!とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年9月9日 21時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渦 | 作成日時:2021年1月6日 1時