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課題 ページ4






「終わらない…」


目の前にある大量の課題。それもこれも、今まで計画的にしてこなかった私が悪いのだけれども。


「こんなことなら最初からちゃんとしとくんだった…」


後悔してももう遅い。痛がる手を無視してシャーペンを滑らせていた。あ、この問題間違えてる。


「あぁー!もう!課題し ね!ほろべ!」


蘭「手伝ってやろーか?」


「…いい。」


手伝って欲しくないわけでは無いけど、なんか私のプライドが許さないから却下。


「んーこの問題難しすぎ。てか習ってないよこんなん」


蘭「その問題オレでも解けるわ。てかこれ小学生レベルだろ。」


「……さっきからなに邪魔するなら今すぐ消えて」


蘭「はいはい反抗期真っ只中のAサン」


「反抗期じゃないわ!!」


なんか今日は凄いムカつく。課題にもムカつくし解けない問題にもムカつくしこの目の前の奴にもムカつく。


蘭「九井とかなんか賢そうだし聞いてみれば?」


「いいって。大体反社って忙しいんじゃないの」


蘭「Aのこと監視すんのに忙しい」


「きも」


「そんなのいいから仕事しろ」と言うと、笑みを浮かべてどこかに行ってしまった。私の暴言に傷ついたとか?いやそれは無いか、反社だし。とか何とか考えていると、また戻ってきた。


蘭「連れてきてやったよ」


九井「オレに頼みたいことあるって聞いて来たんだけど」


「いや言ってない」


別にいいって言ったのに連れてきやがって。でも連れてこられたココが可哀想に思えて一応聞くことにした。


九井「この問題が分かんねぇのか。あのな、これは___」


「……こう?」


九井「そう、んでそのあと________で解けるだろ?」


「すごい、解けた…ココ賢いんだ」


蘭「九井が賢そうっていうオレの予想は大当たりだな」


蘭の予想はなんかムカつくけど、ココの教え方は頭に入りやすくて、難しかった問題もスラスラと解けてしまった。


九井「また分かんねェとこあったら聞きに来い」


「…ん」








一緒にお勉強








蘭「九井連れてきたオレになんか無いの?」


「なにもない早く出てけ」


蘭「つれねーなァ反抗期さんは」


「だから反抗期じゃない」

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作者名:みょんたん | 作成日時:2023年9月2日 2時

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