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episode7 ページ10

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うん、やっぱり...
見るからにおかしい人数。どこからか湧いてきているのかと思うほどの異常な集客量だ。



『失礼します。
総務の如月です。部長から資料を預かっているのですが、黒木部長は...』


人垣をかき分けてやっとの思いで辿り着いたココ、まさかの部長不在?


「あー、ありがとうございます。
私の方で受け取っておきます。部長に渡せばいいんですね?」と、噂の登坂さん。

『あっ、はい。
よろしくお願いします。』



彼の視線は私の顔で止まったまま。何か失礼なことでもしてしまっただろうか?
『・・・ん?
えーっと、私の顔何かついてます?』

なぜか狼狽える彼。
「...いえ、渡しておきます。」
そう言うと、すぐに自分の仕事に戻っていった。


すっっっごい見られたけど?
でも私は、(あんなイケメンに見つめられたら...♡)とはなれないね。


だって普通の幸せがほしいから。


そう、普通の幸せが。
あんな人気な人たちの近くにいたら、落ち着いた生活なんて送れるわけないわ。

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作者名:さえ | 作成日時:2019年5月26日 10時

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