第４６章 ページ47
ぼーっとしていると、みんなが急にわーっと騒ぎ出した
なんとなくで聞いていたが、どうやらマリネットが何かをするらしい。
隣にいるナタニエルに聞くと、マリネットが今夜、公園で開かれる試食会にみんなを招待してくれるだとか。
学校が早く終わり、私はすぐに教室から出ようとしたが、先生に呼び止められてしまう。
ヒーローズ デイのことについて教えてくれたが、私にとってはどうでもいいものだった。
暗い顔をしていたからか、バスティエ先生は心配してくれていたけれど、私は無理して笑いながら、何をしようか考えていましたと嘘をつき、教室を出る。
下を向きながら、歩いていると誰かにぶつかってしまった。
「あ、ごめん」
私はそれだけを言い、ぶつかった相手の顔は見ずに去ろうとしたが、腕を掴まれてしまう。
やばい生徒にでも出くわしたかなとか思ったけど、顔を見ると全然違った
「アドリアン」
「やぁA。大丈夫？スケート行った時、気付いたらいなかったから心配してたんだ。」
「あぁ…ちょっと体調悪くなったから帰っただけ。今日もただ体調が悪いだけだけど、たいしたことないから気にしないで」
私が去ろうとすると、アドリアンは何かを察したのか
「何か悩んでるんじゃない？僕で良ければ話きくよ」
優しく微笑むアドリアン。
きっとマリネットがこの場面をみたら怒るんだろうなぁ…なんてしょうもないことを考えていたら、無意識に悩んでいると答えてしまった。
「場所うつそうか」
そういって、学校をでて川に向かってくれた。
仕方ない、アドリアンには話そうかな。
私が座ると、アドリアンも横にすとんと座る。
「それで、何に悩んでる？」
「…まぁ、ルカのことかも。」
「ルカ？」
自分の口以外から出たルカという言葉を聞き、こぶしに力が入る。
私はアドリアンとは目を合わせずに足元の川をみながら答えた。
「私、自分の気持ちも、ルカの気持ちもわからなくて、それにスケートの日…ルカがマリネットに優しくしていたのをみてなんだか複雑な気持ちになったんだ、だから、その逃げ出したっていうか…」
「ルカに直接気持ちを聞いたことは？」
「ないよ、そんなの。でも二人でデートっていうかいったことはあるし、でもそういう関係じゃないし…」
自然と、ぽたぽたと涙が溢れてきて、頭の中はぐちゃぐちゃになっている。
アドリアンは、私の背中に手を置いて、静かに話を聞いてくれた。
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ゆ - ミラキュラスいいよね〜 リラとクロエきらい あとは可愛いかっこいい優しい (7月4日 14時) (
レス) @page5 id: 2398092aad (このIDを非表示/違反報告)
サメ(プロフ) - __ne_mU_さん» コメントありがとうございます！続編にて、アドリアンとの絡みなど増やしていこうと思いますので！気長にお待ちください(*'ω'*) (2022年1月3日 14時) (レス) id: 1b37be50b1 (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - 読ませていただきました！ぜりアドリアンとの甘々もかいてほしいです！大変かと思いますが頑張ってくださいね (2022年1月2日 11時) (レス) id: cf7d475e3b (このIDを非表示/違反報告)
ヨル＠LGBTQ(プロフ) - 花音さん» コメントありがとうございます！少しずつ更新していきますので、気長にお待ちください！ (2021年4月21日 22時) (レス) id: 1b37be50b1 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(* ´ ▽ ` *)ﾉ (2021年4月21日 7時) (レス) id: b90b10892b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サメ＠不定期マン | 作成日時：2021年4月12日 13時
