第5話 ページ5
貴「ぶつけたとこ、もう大丈夫？」
五「はい、もう痛くないです」
貴「良かった。
寝る時気を付けるんだよ」
頭の代わりに頬を撫で、おやすみ。と戸を閉めた。
鯰「あー！主さん俺も！俺も撫でて欲しいです！」
乱「ぼくも！」
信「俺もー！！」
貴「はーやく寝なさい！」
粟田口のなでなでコールが止み、やっと部屋に戻ることが出来た。
今日は続き読んだら寝よう。
私は寝る前必ず小説を読んでから寝ている。
今読んでいるのは恋愛小説。
男性ヒロインが桑名さんに似てて、主人公に感情移入してからハマった。
卓上ランプを暗めに付け、部屋の隅で読むのがお気に入り。
どんどんと世界に入り込む。
あぁこの子は私と同じだ。
自分に自信が持てなくて、アピールする気すら消えてしまう。
見てるだけでいい、話しかけてくれるだけで幸せ。
それ以上は求めない。
それじゃダメってどこかでは分かってるけど、今が幸せならそれで…
貴「それで、いいと思うけどな」
ボソッと出た言葉。
自分でも無意識だった。
思わず本から顔を上げた。
貴「…寝よう」
本を置き、卓上ランプを消して布団に潜った。
…変なの。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - 杜さん» ありがとうございます！！ 雨さんが失恋した日はきっと大雨が降ったことでしょう… (1月28日 10時) (
レス) @page23 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
杜 - 桑名とのやり取りがとっても尊かったです！！ でも、五月雨...うぅ。辛い。 刺さりました。 (1月27日 12時) (レス) @page2 id: 46ddc69a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年11月22日 22時
