第4話 ページ4
やっと一息つけたのは夕方で、ずっとパタパタ走り回っていた。
縁側の柱に頭を預け、沈む太陽を見つめていた。
疲れた…
今日、すんごい呼ばれたな…
トラブルは重なるって言うけど流石に重なりすぎだよ。
すると、トトトと軽快な足音が近づいてきた。
足音は私の隣で止んだ。
桑「あーるじ」
貴「えあ！くわっ！？」
予想外の人物に思わず柱に頭をぶつけてしまった。
桑「だ、大丈夫？」
貴「いっ…大丈夫…
どうかした？」
桑「今日大変だったんだってね」
貴「え、あ、まぁ…
でもみんな私を頼ってくれてるから」
桑名さんからこうやって話しかけてくれるなんて…
今日頑張ってよかった〜！！
桑「あんまり無理したらダメだよぉ」
そう言って私の隣に座った。
心臓がそのままドカンと爆発しそう。
桑「なんかバタバタしてるなぁとは思ってたけど、手伝えなくてごめんね」
貴「いや！いやいやいや、桑名さんも忙しいし、ね」
桑「そんな忙しく無かったよ。
昨日の収穫した白菜の後処理とか、畑の健康状態とか、農具の手入れとかくらい」
貴「畑に入り浸ってたんだね」
桑「うん」
その笑顔、守りてぇ〜〜〜〜〜〜〜…
桑「でも助けて欲しかったらいつでも呼んでね。
飛んでくから」
貴「へ」
桑「倒れたら流石に心配だよ。
僕らの主だもん」
貴「う、うん…」
私は思わずうつむいてしまった。
ニヤけた顔を隠したくて…
桑「そろそろ寒くなるし雨戸閉めよっか」
貴「そうだね」
疲れが吹っ飛んじゃった。
神様は見てくれてるんだなぁ。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - 杜さん» ありがとうございます！！ 雨さんが失恋した日はきっと大雨が降ったことでしょう… (1月28日 10時) (
レス) @page23 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
杜 - 桑名とのやり取りがとっても尊かったです！！ でも、五月雨...うぅ。辛い。 刺さりました。 (1月27日 12時) (レス) @page2 id: 46ddc69a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年11月22日 22時
