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第21話 ページ21

桑「ん!?」


真っ暗な中でもはっきりとわかるくらい、彼の顔は真っ赤。

多分、私も…


貴「…違った?」

桑「ちが、くな…」

貴「真っ暗なら誰も来ないよ。
静かにしてればね」


何故だろう。

今の私は審神者じゃない。



本物の私として彼の前に存在出来ている。



あぁ思い出した。

審神者が長くて忘れていた。


彼の顔を両手で包み、もう一度キスをした。

銀の糸がプツンと切れる。


桑「あ、主…?」


桑名さんの目が小刻みに揺れている。

動揺の目だ。


貴「びっくりさせてごめんね」


彼の手が私の体を抱きしめた。


暖かくて、いい香りだ。


桑「うん、びっくりした」

貴「へへ、そっか」


すごく心地いい…

寝てしまいそうだ。


桑「主」

貴「何?」

桑「好きだよ」

貴「…うん、私も桑名さんのこと好きだよ」


私はそのまま眠ってしまった。

この後のことは本当に覚えていない。

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華ヶ崎レオ(プロフ) - 杜さん» ありがとうございます!! 雨さんが失恋した日はきっと大雨が降ったことでしょう… (1月28日 10時) (レス) @page23 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
- 桑名とのやり取りがとっても尊かったです!! でも、五月雨...うぅ。辛い。 刺さりました。 (1月27日 12時) (レス) @page2 id: 46ddc69a05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2023年11月22日 22時

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