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第17話 ページ17

雨「頭」

貴「おわっ、五月雨さん…」


起き上がれずにいたら五月雨さんが顔を覗き込んで来た。


雨「すみません、一応お呼びしたのですが反応が無かったので」

貴「あ、ごめん」


どっこいしょとゆっくり起き上がった。


貴「どうしたの?」

雨「夕食が出来ましたよ」

貴「了解。
ありがとう」


五月雨さんは私の顔をじっと見つめ始めた。


顔がいいな。

じゃなくて、


貴「な、何?」


ツゥ…と目元を指でなぞられ、体が跳ねてしまった。


貴「さ、五月雨さん?!」

雨「痙攣してますね…
お疲れならまだ横になっていた方が」

貴「大丈夫だけど」

雨「夕食もお持ちします。
頭はどうかこのままお休み下さい」

貴「なんともないって」

雲「雨さーん、まだ…おおっと」


私の部屋を見た村雲さんが流れるように引っ込んだ。


雨「く、雲さんこれは違っ」

雲「大丈夫誰にも言わないから」

貴「待って勘違い!」


2人で村雲さんの手を掴み、私の部屋に引きずり入れた。

村雲さんの顔は焦ったような顔で目が泳ぎまくっている。


雲「な、な、なに、なに?!
やられる?!俺やられるの?!」

貴「お座り」

雲「はい」

貴「五月雨さんも」

雨「わん…何故?」

貴「呼びに来てくれてありがとうね。
私は大丈夫だから、一緒にご飯食べに行こう。
村雲さんは想像してることを頭の中から消してからご飯行こうね」

雲「わかった…」


よし、と言うと2人は立ち上がった。


可愛い…

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華ヶ崎レオ(プロフ) - 杜さん» ありがとうございます!! 雨さんが失恋した日はきっと大雨が降ったことでしょう… (1月28日 10時) (レス) @page23 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
- 桑名とのやり取りがとっても尊かったです!! でも、五月雨...うぅ。辛い。 刺さりました。 (1月27日 12時) (レス) @page2 id: 46ddc69a05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2023年11月22日 22時

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