第16話 ページ16
次の日
忠告通り昨夜のことを軽く叱った。
貴「外に出るのは禁止してないけど、勝手に本丸外に出て行くのはダメでしょ?」
松「うん…」
桑「はーい…」
貴「反省してるみたいだし罰は設けないけど、もうしないでね」
2人の頭を優しく撫でると、ふんわりと微笑んだ。
貴「はい解散!
松井さんは畑当番!桑名さんは掃除当番!」
松「えっ、それ罰じゃ…」
桑「僕今日畑当番変えられてる!?」
貴「文句言わなーい!」
その後、私自身の仕事も終え軽く昼寝をしようと横になった。
昨日は楽しかったな…
五月雨さんのおかげで今の自分がどうしたいか見えてきそう。
だけど、なんだ、この言葉に表せない気持ち…
モヤモヤでも無く、暗いものでもない。
貴「…」
寝たら、消えるかな。
そのまま目を閉じ、眠りに落ちた。
久しぶりに夢を見た。
桑名さんが笑ってる。
桑名さんは誰かを見つけるとその人に向かって走っていった。
隣に並んだ時に見せた笑顔は私相手なんかには見せない、優しくて、愛おしい顔…
そんな顔、見たくなかった。
誰?相手は誰なの?
貴「…最悪な夢だった」
目を覚ますと部屋は薄暗く、重い空気が漂っていた。
目元がピクピクと痙攣する。
最悪だ。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - 杜さん» ありがとうございます!! 雨さんが失恋した日はきっと大雨が降ったことでしょう… (1月28日 10時) (レス) @page23 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
杜 - 桑名とのやり取りがとっても尊かったです!! でも、五月雨...うぅ。辛い。 刺さりました。 (1月27日 12時) (レス) @page2 id: 46ddc69a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2023年11月22日 22時