第14話 ページ14
本丸の中を見渡しても2人は居なかった。
中庭には私と五月雨さんが居たから無いとして、じゃあ外…？
下駄箱を確認すると彼らの靴が無い。
私は草履を出して本丸を飛び出した。
畑にもいないとしたらどこに行ったの？
どうして？
どうしていなくなっちゃったの？
貴「桑名さん！松井さん！」
その時
松「主」
松井さんの声がして振り返った。
そこには松井さんが軽く微笑んで立っていた。
貴「松井…さん」
松「その様子だとかなり心配かけてしまってるみたいだね。
ごめん」
貴「どうして…」
松「今は怒らないで。
ちゃんとお叱りは受けるから、今は何も聞かず桑名のところに行ってあげてくれないかな」
貴「え？」
松「畑を抜けた先にある大きな池のほとりにいる。
何も聞かず、行って」
松井さんが何を言っているか、理解はできるけど分からない。
松「今のあいつを笑顔に戻せるのは、主しかいない」
貴「私…？」
松「頼んだよ」
そう言って本丸に戻って行った。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - 杜さん» ありがとうございます！！ 雨さんが失恋した日はきっと大雨が降ったことでしょう… (1月28日 10時) (
レス) @page23 id: c0d7bd9e07 (このIDを非表示/違反報告)
杜 - 桑名とのやり取りがとっても尊かったです！！ でも、五月雨...うぅ。辛い。 刺さりました。 (1月27日 12時) (レス) @page2 id: 46ddc69a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年11月22日 22時
